探索日:2024年6月26日
この日は神奈川県は真鶴町の三ツ石にロックフィッシュ狙いの釣りに行きました。
その際に、近くに位置した番場浦磯丁場遺跡探索したので、その記録になります。
番場浦磯丁場遺跡とは
番場浦磯丁場遺跡とは神奈川県の真鶴町の真鶴に位置し、真鶴岬の西側に位置している石切り場跡です。
岩は安山岩で、石材としては新小松石と呼ばれていたようです。
用途は土木用の石材として京浜地方に運ばれて利用されており、江戸城の石垣にも使われたとの事です。
ここから切り出して江戸まで運んでいたのは、海が近いとは言え大変な労力だったと思います。
番場浦磯丁場遺跡探索
さて探索の方です。
この日は釣りメインだったので、まずは三ツ石付近でルアー釣り。
真鶴半島の三ツ石付近の磯でカサゴやムラソイなどの根魚を狙います。
この日の釣果はいまいちで、こんなサイズのカサゴが3匹のみでした。
ちなみに釣りをしていた磯でも石を切り出していたようで、矢穴の残る石もチラホラ。
さて、釣りの方は潮が満ち始めて来たので、取り残される前に撤収。
番場浦磯丁場遺跡の方へと向かいます。
丁場へ向かう途中の岩にも矢穴が残っています。
ここからも石を切り出そうとしていたのでしょう。
少し先の藪の中にも石切り場跡っぽいのが残っていましたが、藪漕ぎしたくないので眺めるだけに。
番場浦磯丁場遺跡へ到着。
石切り場跡の場所はごっそり岩が切り出されています。
山側はガッツリと削り取られ、洞窟状になっている場所も。
こちらは海側。
波除けの為か、波打ち際だけ切り出されず、岩が壁のように残っています。
こちらはいかにも石切り場という跡地。
こちらはブロック状に石が切り出された跡。
同じようなサイズで切り出されているので、当時の石材の規格なのでしょうか。
波打ち際にはポットホールのような穴も。
ちなみにポットホールでは無く、石切り場の石運搬用の支柱を建てた跡との話も。
帰りに立ち寄ったケープ真鶴にはこの付近の石材も展示されていました。
みえにくいですが左から「沢尻丁場の石材」「本小松溶岩」「本小松溶岩」「白磯溶岩」「白磯溶岩」と書かれていました。
帰り際には小田原で途中下車をし、折角なので海鮮丼を食べて帰途につきました。
コメント