高取鉱山探索と水晶・蛍石採集

石探し

探索日2021年12月11日

この日は前の週にツイッターのフォロワーさんに連れて行って貰った高取鉱山に再度行ってきました。

高取鉱山で鉱物採集
探索日2021年12月11日 この日は茨城県の高取鉱山に水晶や蛍石などの鉱物を採りに行ってきました。 高取鉱山、水晶やトパーズ、蛍石などが採れるとの事で以前から興味を持っていたのですが、駅やバス停から離れた場所に有り、公共交通機...

 

前回は途中の駅まで迎えに来ていただいたのですが、今回は公共交通機関を使って高取鉱山に行けるかがテーマです。

 

公共交通機関を使って高取鉱山へ

高取鉱山は茨城県東茨城郡城里町塩子なる場所に有ります。
Googleマップなどで見てもらっても、周囲に鉄道の駅は無くアクセスは難しそう。

地図上で一番近いと思われる駅が真岡鉄道の茂木駅。それでも直線で約10km程有ります。
直線10kmだと道のりでは短くても12kmぐらいにはなると思われます。

どうしようか色々と調べていると、水戸駅から城里町の石塚地区までバスが有るのを発見。
石塚地区から高取鉱山入り口となる林道のゲートまでは約6km。

普段から探索時には20km以上歩いているのでこの距離なら行けそうです。
そんなわけで今回は鉄道とバスと徒歩を使い、高取鉱山へと向かいます。

 

いざ高取鉱山へ

探索当日は自宅最寄りのさいたま新都心駅から上野に向かい、当駅始発の常磐線で水戸駅へ。

 

水戸駅からはバスに50分ぐらい乗り、石塚車庫へ到着。
ここからは徒歩にて高取鉱山へと向かいます。

 

高取鉱山へはこんな道をひたすら歩きます。

 

途中にはこんなリアルな案山子が有るところも。
最初は案山子だと気が付かなかったので、近寄ったらびっくりしました。

 

ここでは案山子祭りなる催しもやっているようで、案山子の近くの小屋に写真が展示してありました。

 

県道246号と122号の交差点。ここは左に向かいます。

さらに進んで「うぐいすライン」との分かれ道。こちらはまっすぐ進みます。

 

おっ、地名に「錫高野」が出てきました。もうすぐ高取鉱山です。

 

そして高取鉱山へと続く林道ゲートに。石塚のバス停から1時間5分で到着です。
ちなみに私は1時間に6キロぐらいの速足ペースで探索時には1日に20km以上歩く人なので、人によってはもっと時間がかかるかと思います。
時間は目安程度でお願いします。

 

高取鉱山入り口のゲートには到着しましたが、既に時間は11時を若干過ぎています。
帰りの時間も考慮すると、高取鉱山には4時間半ほどしか滞在できません。
ゲートから水晶などが採れるズリエリアまでは40分ぐらいかかるので、ここも足早にサクサク進みます。

 

林道の途中にある切通し。

切通しの側面にある模様は切削した跡だとか。

 

最初はこのズリから。
以前に案内してもらった際に、何もない謎のズリと教えてもらった場所。
流石に何かしらあるだろうと思ってしばらく探しましたが、確かに何もないです。
(鉱物採集のベテランさんが見たら何かしらは有るのでしょうが)

これだけしっかりしたズリなのに水晶の破片も無いのは謎ですね。

 

最初のズリを後にして、今度は蛍石が落ちている場所へ。

今回はUVライトを用意したので、それを用いて蛍石を探します
UVライトで発行する鉱石は蛍石以外にも数種類有るそうですが、とりあえずUVライトで光る石は蛍石だろうということで拾っていきます。
ちなみに高取鉱山の蛍石は365nmの波長のUVライトに反応するそうです。

 

こんな石にUVライトを当てると

しっかり紫色に発光します。

 

蛍石エリアで30分ぐらい蛍石の破片を拾った後はズリエリアで水晶探し。

ズリの表面はこんな感じ。

ちなみにこの日は寒気が降りてきた日で、最高気温が4度程度の極寒。
今回探したズリエリアは杉林の中で余り光が当たらず、石を探しながら体を動かしますが寒いです。

暫くズリエリアで石を探しますが、余りの寒さで体が動かなくなってきたので、前回教えてもらった試掘抗に緊急退避。

 

坑道の中は年間を通して十数度に保たれているので、夏は涼しく今回のような冬は暖かくて快適。
湿度もあるので、体感的にはTシャツでも行けそうなほどです。

湿度が高すぎるためか、岩に止っている虫がカビに侵されてそのまま死んでいます。

 

坑道の中で体を温めるだけなのも何なので、足元の石ころを探します。
ここが採掘場所なだけあって、時折水晶が落ちていますが、わざわざ中に入って探すほどの物は見つからず。

 

最後は表に出てズリエリアを掘って水晶探しです。

しばらく掘っていると透明度があり、形も比較的良い水晶を発見!
・・・と思いましたが、石が凍っていただけでした。

 

そして帰りのバスの時間も有るので、余裕をもって高取鉱山より撤退。
帰りも約6キロも道のり(鉱石採集場所からだとプラス2キロぐらい)を歩いて帰ります。

帰りは道祖神?を眺めたりしながら歩きます。
こちらのは疲れて首が曲がってるのかと思ったら、子供を抱えている神様の様子。

 

こちらは面白大根がお供えされている道祖神。

 

そんなこんなでバス停に到着したころには真っ暗に。あまりの寒さに凍えながらバスを待ちます。
そしてやってきたバスに乗り込み、水戸駅→上野駅→さいたま新都心駅へと数時間かけて帰りました。

 

高取鉱山での採集物

さて今回の高取鉱山での採集物です。
今回は非常に寒く、探索時間の大半は試掘坑道の中に潜っての採集だったのであまりロクな物は拾えずでした。

まずは水晶類。
比較的小さく形もいまいちな物がほとんど。
坑道内は良く探すと小さいながらも水晶が落ちていました。
ただ、わざわざ入って探すほどの物ではないので、水晶を見つけたかったら外のズリから探した方が良いのが見つかると思います。

 

お次は蛍石。
今回はUVライトを持って行ったので、細かいのを数多く拾えました。

中にはちょっと大き目な物も。

さらにはUVライトをしばらく充てると、光をため込んで数秒間発光する蛍石までゲット。
動画では少しだけ薄い緑色に発行しますが、肉眼ではもっときれいに光るので綺麗です。

 

うっすらですが、色付き蛍石も。
左が緑色系統、右側が紫色系統。
こちらも肉眼だともう少し色がはっきり綺麗に見えます。

 

そんなわけで2週間連続の高取鉱山での鉱物採集でした。
次回はもう少し暖かくなったら来ようと思います。

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