探索日:2024年11月25日
この日は長瀞町の本野上の山中にある何かの採掘跡を探索します。
今回は、かえるのうたさんのヤマップの活動データを参考にさせて貰っての探索になります。
探索は秩父鉄道の野上駅からスタート。
目の前に広がる長瀞アルプスの山中に目指す採掘跡が有るようです。
所々にコースの案内も有るので迷わずに進めます。
長瀞アルプス登山口へ。
最初はこんな場所を登っていきます。
有る程度登ったら尾根沿いの道を進みます。
ここは私有地でコースの整備を行っているとの事。
協力金の案内と募金箱が有ったので、100円支払って進みます。
コースから離れた山林の中に「防犯カメラ設置」の標識。
募金箱を狙う賽銭泥棒みたいな輩が居るのでしょうか。
綺麗に整備された登山道を進みます。
登山道を進んでいくと、とある場所から窪地が増えてきます。
どうやら目指していた採掘跡に到達したようです。
窪地の奥に穴!
穴を覗き込んでみましたら、浅いながらも岩盤まで到達し、その部分を削ってるようです。
穴の周囲にはボロボロとなった蛇紋岩の様な石。
この付近は登山道を挟んで両側に窪みが見られます。
怪しいので少し周囲を探索してみます。
最初の穴が有った窪みの先を歩いてみると、小さい穴が幾つか出てきます。
ただこれだと小動物のねぐらか採掘跡かは判断できず。
その先に画像では分かりにくいものの、窪みが見られます。
窪みを追って斜面を下ってみると、溝のような採掘跡が出てきます。
これは間違いなく人為的な採掘跡です。
鉱脈が有ったのか、この部分だけ掘られて溝になっています。
周囲の岩の様子。
白くて爪で傷がつく柔らかい石も落ちています。
滑石でしょうか。
今度はこの採掘跡の上の尾根を見に行きます。
尾根上にも僅かながら怪しい窪みとズリらしき小石がそこかしこに見られます。
この付近の石は金属が含まれていそうな錆の有る石や、石英なども落ちています。
一度登山道に戻り、今度は登山道を挟んだ反対側も確認します。
思った通り登山道の反対側の斜面にも、採掘跡と思われる窪み。
こちらは斜面を比較的広い範囲で崩した感じ。
この付近は掘った様な感じですね。
ここも掘ったのか陥没したのか窪みが有ります。
この付近の石の様子。
採掘当時の物かは分かりませんが、陶器の欠片も落ちていました。
一通りチェックをしたので登山道に戻り、先を進みます。
と思ったら登山道脇にも怪しい窪みらしき地形。
近寄ってみたらここも掘られたような地形・・・。
この付近も窪地や穴が沢山ありますね・・・。
ちょっと先にも怪しい場所。
岩と岩のボロボロになった部分に、人為的な小さい丸い穴。
奥は狭いながらも隙間がかなり奥まで続いています。
滑石か何かのサンプルを取った穴でしょうか。
穴付近の岩の様子。
再度登山道に戻ります。
この付近は登山道脇にモミジがあり、紅葉を眺めます。
その脇には何かのゴミ。
比較的新しそうなので、鉱山当時の物では無いですね。
先に進みかけたところで石組の様にも見える石が有ります。
その先を眺めたら再び採掘跡と思われる溝状の穴。
溝を追って行ったら小規模な穴が幾つか出てきます。
何れも表面付近を削っただけの様です。
その先には大規模な露天掘り跡が出てきました。
画像だと分かりにくいですが、縦4~5メートル程露頭を切り崩しています。
こちらには立派な石組も残されています。
ここは水路なのか両側が石組。
所々に石組。
遺構が残されていることから、ここが規模的にもメインの採掘跡の様子。
その先の尾根を確認しに行ったら、尾根上にも採掘跡と思われる溝が多数。
尾根の反対側にも採掘跡が有りました。
この付近の採掘跡を一通りチェックし、当時の鉱山道らしき道が有ったので、そこを使って戻ります。
鉱山道脇にも採掘跡がそこかしこに出てきます。
何度目かの登山道復帰。
この先も尾根沿いに採掘跡らしき穴が幾つか出てきます。
登山道脇にはロープで仕切られていましたが、大きな採掘跡。
下から眺めてみます。
こちらも4メートルぐらい掘っている感じです。
この採掘跡の露頭の様子。
この採掘跡付近も怪しいので斜面を探索します。
ウロウロしていたら採掘跡にオート三輪の様な車体の骨組みを発見。
当時はここまでこの車両で乗り入れて、採掘した鉱石を運んでいたのでしょうか。
それ以外にもこの付近では当時の物と思われるバケツや、針金で作られたザルの様な物も落ちていました。
これ以降は採掘跡は見つからなかったので、そのまま登山道を進み宝登山を目指します。
階段が整備されているのですが、ひたすら階段を上るのもつらいですね。
宝登山頂上へ。
頂上からはカンザクラと良い景色を眺めることが出来ました。
宝登山神社奥宮。
折角なので宝登山小動物公園も。
宝登山からは下山道を使って下ります。
途中で道を見失いかけましたが、ピンクテープを目印に無事下山。
先に奥宮に行ってしまいましたが、宝登山神社にも行ってみます。
折角なので長瀞石畳。
長瀞の荒川沿いに銅の採掘跡が有るとの情報を見つけたので探しに向かいます。
適当な場所から川に下ります。
川の石には立派な石英脈。
銅が含まれている場所も有りますね。
有る程度まで進んだのですが、河原の藪と淵に阻まれて進めなくな撤退します。
帰り際に月の石モミジ公園へ。
夕日だったので画像ではうまく映りませんでしたが、紅葉は見ごろで綺麗でした。
最後は上長瀞駅から帰途につきました。
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