栃木県栃木市の太平山の鉱山探索

栃木市

探索日:2023年4月27日

大小山の屏風岩の中の廊下探索後は両毛線で太平下駅に移動し、太平山付近に有ったとされる鉱山跡を探索します。

大小山にある屏風岩の中の廊下探索
探索日:2023年4月27日 矢筈鉱山の探索後は、付近にあるらしい何かの鉱石の採掘跡を目指します。 この何かの鉱石の採掘跡ですが、ネットを調べると僅かながら「マンガンの採掘跡」「砥の粉の採掘跡」などが出てきます。 どち...

太平山付近では過去にマンガン鉱山の跡を探索しているので、場所的にも期待が持てます。

栃木市大平町の天王山のマンガン鉱山跡探索
探索日:2022年4月24日 友田浅間神社探索後は、栃木市大平町西山田に位置する天王山にあるマンガン鉱山跡の探索に向かいます。 天王山にあるマンガン鉱山跡とは 天王山にあるマンガン鉱山跡とは栃木県栃木市西山田付近に位置する...

 

まずは太平下駅からスタートです。

 

目指す鉱山は地質図幅栃木に掲載されている『太平山鉱山』です。
これだけしっかり記載が有るので、何かしらの採掘が行われていたのは間違いありません。

 

駅から麦畑沿いの道を歩いて太平山へと向かいます。

 

途中の民家には貫禄の有る猫も居ました。

 

まずは太平山麓にある『太平山 大中寺』を目指します。

 

大中寺本堂へ。

 

色々謂れが有ったり「七不思議の伝説」も有るようです。

 

本堂の様子。

 

枕返しの間の七不思議。
本堂に足を向けて寝ていたのを仏さまが向きを変えたという意味だと思いますが、ただ単に寝相が悪いだけではと心の中でツッコミを入れてしまったり。

 

こちらは「不開の雪隠」なる建物。

案内板には「土地の豪族、晃石太郎の妻が敵に追われて、この雪隠の中に逃げ込んで自殺してからというもの、開けられたことが無いと言われている」と記載されています。
でも、この雪隠も作り直されているいる様子が見られるので、開けられたことが無いというのは怪しそうです。

 

そんな七不思議に無粋なツッコミを入れたあとは、大中寺脇の登山道から太平山を目指します。

 

登山道を登る際も周囲に怪しい場所は無いか探しながら歩きましたが、残念ながら鉱山跡に結びつくものは無し。
そのまま上部の林道らしき道に到達します。

 

林道から太平山神社の方に向かうと、何か事故でもあったのかレスキュー隊が来ていました。
邪魔にならないように脇を抜けていきます。

 

太平山神社に到着。

 

こちらも眺めが良いですね。

 

とりあえずまずはお参り。

 

お寺の建物の天井には、寛永通宝のような古銭を打ち付けて作った鳥居の作り物が飾られていました。
当時お参りした人たちが奉納したのでしょうか。

 

そしてネットで見た情報なのですが「本堂と社務所を繋ぐ渡り廊下の奥に坑口らしきものが有る」と記載されていたページが有ったので、渡り廊下奥を覗いてみましたが、それらしき茂ものは見えず。

 

太平山神社は1000年以上の歴史がある由緒正しい神社なので、いくら鉱物があったとしても本堂裏を掘る事は無いかと思うのですが、実際に写真を載せているページも有るので本当なのか気になります。

 

さて、改めて鉱山跡探索です。
最初の地質図幅の鉱山マークの有る付近の斜面を探します。

 

途中で小石が沢山ある場所を発見。
これはズリ石ではと思い斜面を登りますが、残念ながら岩場から自然に崩れた石でした。

 

その後も怪しい斜面を探しますが、残念ながら鉱山跡は見つからずタイムアップ。

 

今回は太平山の鉱山跡を見つける事が出来ませんでしたが、地質図幅に掲載されている事から規模は不明ながら何らかの鉱山が有ったのだと思います。

ちなみにこの記事を公開した直近で、一緒に鉱山探索をさせてもらっている方に大平山の鉱山の事を聞いたところ、太平山の斜面でマンガン鉱山を探索をしたことが有るとの事。
場所はあまり覚えていないそうですが、登山道を少し外れたところに有ったと思うとの事でした。

この情報を元に、また機会が有ったら探索リベンジしたいと思います。

 

帰る途中には池の近くを通ります。

 

電線にルアーが沢山引っかかっていたので、バス釣りの良いポイントなのでしょうか。

 

 

コメント

  1. 栃木の読者 より:

    こんにちは
    はじめまして。
    最近興味深く拝読させて頂いております。
    私はこの山塊を好んでよく登っておりますが、本日記事を参考に探索してまいりました。
    写真の斜面も、ズリ石ぽい黒い石がゴロゴロしてる場所もどこか分かります。
    私もそのあたりかなと見当をつけて探しましたが、違う斜面で呆気なく見つかりました。
    地質図の位置は正確ではありませんでした…

    • スロイス より:

      栃木の読者様
      はじめまして。
      コメント及びブログを見ていただき、ありがとうございます。

      この山を良く登られているのですね。
      ブログの写真だけで場所が特定できるとは凄いです!

      そして鉱山跡の発見、おめでとうございます。
      私は地質図の場所を信じて探していたのですが、場所が違ったのですね。

      もし可能でしたら、場所のヒントなどをいただくことは出来ますでしょうか?
      次回の探索に活かしたいので、少しでも情報をいただけたらありがたいです。
      よろしくお願いいたします。

      • 栃木の読者 より:

        スロイス様

        ご返信頂きありがとうございます。
        2箇所の坑口を見つけておりますが、ヒントはルートです。
        僕もあっ!と思ったのですが、昔は大中寺から太平沢まで上がるには違う道が主に使われていたそうです。
        1箇所はすぐ見つかります。
        もう1箇所は道端にヒントが転がってます(笑
        茶店のあづま家さんで食事がてら女将さんに聞いて知りました。
        眺めの良いところで名物を頂くのも格別ですよ!

        • スロイス より:

          栃木の読者様
          ありがとうございます!
          坑口は2箇所も有るのですか。
          別の登山道、地図を眺めてみたらそれらしい道を見つけたので、次回はそちらを探してみます。

          やはり地元の人は情報を持っているのですね。
          坑口を見つけられなかったら、アドバイスを参考にしてあづま家さんでお昼かお土産でも購入しつつ聞いてみようと思います。
          具体的なヒントありがとうございました。

タイトルとURLをコピーしました