探索日:2023年8月5日
この日は某先生からお声がけいただき、茂倉沢鉱山の探索に向かいました。
今回声をかけて頂いた某先生、とある理由で桐生市周辺のマンガン鉱山を調査しているとの事。
ネットで情報を調べていたら、桐生市周辺のマンガン鉱山の探索記事を書いている私に興味を持ち、連絡をしてくださったとの事です。
普段は一人での探索なのですが、誘っていただいたので珍しくチーム探索。
しかも鉱物の世界では凄い方なので、私なんかで良いのかと思いつつもありがたい話なのでご一緒させていただくことに。
さて今回の茂倉沢鉱山鉱山探索ですが、私が何度か記事にしている木製レールのある坑道の場所を知りたいとの事で案内します。
沢に入りとある山道へ入ろうとすると先生より「茂倉沢鉱山はこっちじゃないよ」との声。
しかし、案内したい坑道は入ろうとしている山道の方向です。
ここでいきなりお互いの話が食い違ってしまうのですが、まずは私の案内する山道の方に入ります。
山道をしばらく歩き道が無くなったところで、沢沿いを進みます。
先生の方は沢に落ちているマンガンの転石をチェックしながら進みます。
色々とご教授を受けるのですが、相変わらずバラ輝石しか分からず。
先生からは「マンガン鉱山の探検をしているのなら、マンガン鉱石も覚えた方がより楽しめるよ」との事なので、今後は徐々に鉱物の種類も覚えていきたいです。
沢沿いをしばらく登ると石組などの鉱山遺構が出てきます。
そして目的の坑道に到着。
この坑道は先生も初めて訪れるとの事と、ここは茂倉沢鉱山では無いとの事。
私個人は他の情報と食い違うなと思いつつも、ここが茂倉沢鉱山だと思っていたので結構ショックです。
結構このサイトでここが茂倉沢鉱山と思い込んで幾つか記事を書いていたので、騙されてしまった人がいたらちょっと申し訳ないですね。
ちなみに、私がこの坑道を知ったのは茂倉沢鉱山を探してメインの林道を歩いている際に、山菜取りをしていた地元の方に伺ったためです。
地元の人が知っていたとなると、茂倉沢鉱山周辺でも比較的後期まで採掘していた鉱山なのかもです。
なおこの後に探索しますが、茂倉沢鉱山はこちら。
さて坑口付近から覗き込んだ坑道内の様子です。
私が訪れた以降に誰か来たのか、木製レールの位置がずれていますね。
前回の訪問時は冬頃だったためか水は殆どなかったのですが、この日は水が溜まっておりトレッキングシューズでは濡れてしまいます。
ここは入れないので、この上部にある坑道を目指します。
坑口付近の写真を撮り忘れてしまったので、過去の探索時の坑道の写真で。
坑道の中を探索します。
坑道内には下部に続く穴が有ります。
どうやらここから採掘した鉱石を落とし、先に見た木製レールのある坑道から、トロッコで搬出していたのだと思います。
今回なぜか坑道内の写真をほとんど撮っていなかったので、詳細は以下の動画からどうぞ。
さて坑道から出てからは、周囲の様子を確認。
こちらは上部の坑口から崖下を眺めた様子。
こちらは斜面の岩場に残されたマンガンの採掘跡。
殆どが試掘程度の物。
こちらは縦に掘られています。
中を照らしてみましたが、それほど深くは掘っていないですね。
こちらは当時の鉱山道と思われる道。
当時の鉱夫の人たちはここを歩いていたのだと思います。
そんなわけで茂倉沢にある謎の坑道探索終了です。
個人的にはここが茂倉沢鉱山で無かったのがショックでした。
それとここの探索中に会社でトラブルが発生し急遽電話対応。
まさか鉱山探索に来て仕事をするとは思いませんでした。
お次は先生に案内してもらい、本当の茂倉沢鉱山へと向かいます。
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