桐生市の穴切鉱山再訪

桐生市

探索日:2024年4月22日

2つのマンガン採掘跡を確認後、穴切鉱山へと向かいます。

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穴切鉱山へはこんな林道を進みます。

 

林道の脇には穴切川が流れており、小さな滝などが連続し、良い雰囲気の渓相を眺めながら歩くことが出来ます。

 

ここなどは普通に渓流釣りでも楽しそうです。

 

林道の基礎には石が組まれています。

 

古くからの峠道で有るそうなのですが、鉱山道としても利用されていたのだと思います。

 

途中の斜面には炭焼き窯らしきものも見えます。

 

岩を削って道を通した箇所も有り、迫力が有ります。

 

途中には岩屋も。

 

岩屋の中には祠が祀られています。

 

坑道を埋めた場所との噂もある沢沿いのコンクリート部分。

 

この付近の石組は綺麗ですね。

 

林業用と思わる木製の橋。
腐っておりかなり崩落しています。

 

そして穴切鉱山のある斜面に到達。
ちなみに穴切鉱山に来るのは二回目。

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穴切鉱山の有る場所。。
この斜面の至る場所にマンガンの採掘跡が残されています。

 

こちらが一番下部の大切坑と思われる坑口。

 

中は大分水が溜まっています。

 

この坑道はかなり奥まで続いているようです。

 

さて斜面を登って他の坑口も探してみます。
斜面はズリが多く足が滑り、登るのも一苦労。

 

途中には石組も見られます。

 

ズリ斜面を登ります。

 

斜面の途中でいくつかの坑口を発見。

 

まずはこちらの坑口からはいり坑道内を探索。

 

坑口付近は落ち葉が溜まっています。

 

坑道内には鹿と思われる骨も落ちていたり。

 

坑道内は奥まで続いているようです。

 

奥には支保工らしき木も。

 

上部は別の坑口と繋がっている様子。

 

支保工らしき木を越えて奥へ。

 

この付近はマンガンの鉱脈が有ったようで、比較的広く掘られています。

 

奥はまだ続いていそうですが、手前は窪んでおり竪坑っぽい・・・。
落ちないように気を付けて進みます。

 

窪み部分はこんな感じ。
斜め下に掘られており、下部には別の坑道があるようです。

 

斜坑に滑り落ちないように先に進むと、足元には土砂に埋まった木が多数。
もしかしたらこの下は採掘により空洞で、木で支えているのかも。

 

坑道はまだ続いているので先に進みます。

 

こちらのルートは崩れていますが、まだ先に続いているようです。

 

隙間から覗いてみたら、左側にカーブして続いていそうですが、この崩落の隙間を越えていくのが面倒なので、このルートは行かず。

 

斜め下に降りる坑道が有ったのでそちらへ。
下のルートは坑口方面に戻る坑道と、奥へ進む坑道が有ったので、まずは奥を確認。

 

奥の坑道は途中で分岐。

 

1つ目はちょっと掘って終了。
マンガン鉱脈が途切れてしまったようです。

 

そしてもう1か所のルートもすぐに終了。
こちらも岩盤の質がマンガンの有る感じでは無いですね。

 

坑道内には何かの柄と思われる、加工された木が落ちていました。

 

持ち手の部分は綺麗に削られています。

 

他にも、ダイナマイトの着火用と思われる電線も落ちていました。

 

先生は坑道内の地質調査。

 

坑道内は石英脈が入っている個所も。
探せば水晶も見つかったかもです。

 

さて坑道内を探索したので、坑口方面へと繋がる坑道へ進んでみます。

 

こちらは採掘用というより通路的な坑道の様です。

 

坑口が見えてきました。

 

出て来た場所は先に見つけた別の坑口。
ここは中で複雑に入り組んでいるようです。

 

この坑道内の様子は動画でも撮影しました。

桐生市の穴切鉱山の坑道内の動画

 

坑道を探索したので、周囲の採掘跡を見て回ります。

こちらはマンガンの鉱脈に沿って掘った採掘跡。

 

奥も続いているようですが、狭そうなので入らず。

 

採掘跡脇に残る二酸化マンガンの露頭。

 

たぬき掘りのような小規模採掘跡はいくつも残っています。

 

先生が珍しいマガン鉱物を見つけた様子。サンプルに持ち帰ります。

 

ここのマンガン鉱脈は岩に沿って左奥に進んでいたようで、それにそって採掘跡が残ります。

 

鉱脈跡を追っていくと採掘跡が出てきます。

 

比較的大き目な坑口が有ったので入ってみます。

 

狭いながらも奥まで続いています。
人が立てる高さでは無いので、当時の人は這って潜り採掘作業を行っていたのでしょう。

 

ここが一番端と思われる採掘跡。

 

その先は伐採された斜面。

 

その斜面を眺めたら、マンガン鉱脈の延長線上の岩山に穴らしきものが見えるのですが・・・。
岩屋なのかマンガン採掘跡なのか不明ですが、ここも機会が有ったら確認しに来ないとです。

 

穴切鉱山探索後は周囲を少し歩きます。
昔からの峠道だったようで、山道が分岐するところには頭部が無いお地蔵さまが祀られていました。

 

さて穴切鉱山から車の有る場所まで戻ります。

 

帰る前に鉱山前の沢で長靴を洗います。
沢に降りると、ここにも鉱山時代の物と思われる石組。

 

そして林道脇にはズリ石。
穴切鉱山は採掘の規模の割にズリ石が少ないと思っていたら、林道の基礎としてズリ石が使われていました。

 

帰る途中に見つけた石組の有る山道。

 

すこし登ってみるとしっかりした林道が残されていました。
こちらも昔の山道を流用した林道の様です。

 

そしてさらに林道脇に怪しい踏み跡が有ったので確認します。

 

進んでみると小規模ながら掘割りが出てきました。
こちらは林道のすぐ脇に有ったので、林道が出来る前に使われていた旧道かと思われます。

 

掘割りの先も道らしき平地が続いていました。

 

この後は林道を進み、無事車を止めた場所まで戻り本日の目的地の探索終了。
倉ノ沢鉱山と穴切鉱山を見て回る事が出来ました。

この後は帰る事になるのですが、帰りがてら栃木県佐野市飛駒町に有る万山砥石鉱山へ向かいます。

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