古賀志山北側にある鉱山跡探索

宇都宮市

探索日:2023年4月20日

この日は下小代駅から古賀志山北側にある鉱山跡の探索に向かいます。

 

古賀志山付近の探索は2回目。
前回は鳥屋山で幾つかの坑道を。古賀志山への登山途中でも2つの試掘跡を発見しています。

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今回はさらに別のエリアの探索になります。

 

下小代駅から1時間程歩いて古賀志山への入り口へ。
4月の中頃と春の良い時期なので、山菜を探しながら歩きます。

登山道脇は既に採られていますが、少し藪に入るとタラの芽などを取ることが出来ます。

 

歩きながら採取し、一人分にちょうど良い程度を採集。

 

最初はこんな森林を歩いていきます。

 

暫く行くと以前の探索で見つけた斜面に有る試掘跡。

 

こちらは沢沿いにある試掘跡。

 

この2つの試掘跡はこちらの探索記事にまとめています。

古賀志山の鉱山跡と洞窟探索
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今度は林道に合流するのでこちらを進みます。

 

林道を少し歩くと廃棄された重機が置いてあります。

 

途中からは沢を渡り

 

こんな斜面に取り付き尾根を目指します。

 

尾根に到達。
一応ここも古賀志山の登山ルートの一つで、しっかりとした踏み跡が残っています。

 

尾根沿いには岩場も多数。
鎖場では無いのですが、落ちると危なそうなので慎重に進みます。

 

途中の斜面ではコシアブラ採集。
ただし時期が少し遅かったようで、コシアブラの葉は既に開いていました。

 

この斜面にコシアブラが沢山生えているので、まだ柔らかい葉を積んでいきます。

 

コシアブラを採集しながら尾根を進むと、古賀志山の稜線沿いのコースに合流。
ちなみに今登ってきた尾根沿いは西尾根コースと言うそうです。

 

稜線沿いを歩いて御嶽山に到達。

 

こちらはつつじが咲いており良い景色を眺める事が出来ます。

 

御嶽山からは数か所の岩場を越えて、古賀志山方面へ。

 

そして古賀志山山頂。

 

こちらは木が生えており、景色は少し残念です。

 

古賀志山頂上では少し休憩し。今度は富士見峠まで進みそこから下ります。

 

富士見峠からの下りはこんな感じ。

 

途中の岩には穴も有りましたが、奥行き1メートル程の洞窟でした。

 

ある程度下ってから、今度は二枚岩方面に向かいます。

 

二枚岩方面のルート。最初は踏み跡が有ったのですが、すぐに踏み跡をロスト。
仕方がないのでこんな斜面を直登します。

 

藪の斜面を20分ほど直登すると、尾根上の登山道に合流。
今度は登山道通りに二枚岩方面に向かいます。

 

案内板に有った「急斜面滑落・転倒注意!!」の通り二枚岩方面はかなりの急斜面。
転げ落ちないように注意が必要です。

 

途中の松には何やら食べられそうなキノコも生えていました。
調べたらヒトクチタケというそうで、食べられなくはないが美味しくないとの事です。

 

そして二枚岩に到着。

 

最初は何が二枚なのか分かりませんでしたが、見る角度をずらしたら確かに岩が二枚になっていました。

 

二枚岩を過ぎてからはつつじの咲くエリアを歩いていきます。

 

そして車道に合流し少し歩きます。

 

少し歩いて鉱山跡が有ると思われる付近を探索。
この斜面のどこかに坑道が有るらしいので、斜面をウロウロします。

 

暫く歩くと1つ目の坑口を発見。

坑口付近からの坑道内の様子。
この坑道は比較的大きく立って歩けるので楽です。

 

入って数メートルで坑道は右に曲がります。

 

右の先はどうなっているのかと思いながら進みます。

 

ところが坑道はそこで終了。
長さは20メートルも無いほどでした。

 

坑道内部の様子。
事前情報ではマンガン鉱山のような事が書かれていましたが、マンガンというよりは他の金属を採掘していた様に見えます。

 

削岩機の跡が有るので、比較的近年に採掘していたようです。

 

坑道内部から坑口付近の様子。

 

この坑道の様子は以下の動画からどうぞ。

 

さて1つ目の坑道を見つけましたが、さらにもう1か所あるようなので斜面を探してみます。

 

斜面を登ってみると怪しいエリアを発見。

 

杉の木を回り込んでみると2つ目の坑口発見です。

 

坑口の様子。

 

坑口から中を照らしてみます。

 

中に入るとこちらは水滴がしたたり落ち、全体的に湿っています。

 

ここは頻繁に人が来ているのか、複数人の足跡が残っていますね。

 

この坑道は左に曲がって進んでいます。

 

水たまりエリアをよけて進むと、どうやらすぐ先で行き止まり。

 

正面の行き止まりに縦に鉱脈の様なものが残っているのですが、それを追って掘ったのでしょうか。

 

こちらの坑道も20メートルぐらいでした。
坑道の奥から坑口付近を振り返った様子。

 

こちらの坑道内の様子の動画は以下からどうぞ。

 

この坑道は最初の坑道のほぼ真上に位置していたので、ここには竪に何かの鉱脈が有ったようですね。

 

無事に2つの坑口を見つけたので探索終了。
このエリアにも葉は開いていますが、コシアブラが生えていたので若葉を採集。

 

とりあえずこれだけお持ち帰り。
帰宅後はコシアブラの若葉のかき揚げにして食べたり、職場の人にプレゼントしました。

 

探索後は古賀志山を北側から半周歩いて、鹿沼方面へ戻ります。

 

本日登った古賀志山を振り返ります。

 

探索した坑道から2時間近く歩いて、北鹿沼駅にゴール。

 

今回の古賀志山の鉱山探索は無事終了です。

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