探索日:2022年4月17日と2023年4月20日
鳥屋山のマンガン鉱山と洞窟を探索後は古賀志山にある鉱山跡と洞窟を探しに行きます。
鳥屋山の登山道から降りた後は林道内倉線を進みます。
暫くは沢沿いの登山道を歩きます。
登山道を歩いていると坑道が有るかを見つけられないので、時折登山道から外れて沢の様子を見ながら歩きます。
そんな感じで沢沿いを歩いていると、沢の底に黒い岩が露出している部分を発見。
ここだけやけに黒いので何かの鉱物の露頭ではと思い近寄ってみます。
黒い石なのでマンガンを含んでいそうな感じです。
その黒い露頭の先の斜面には怪しい穴が有るのを見つけます。
斜面を登って近寄ってみます。
穴に近寄ると人工的に掘った形跡が有ります。
人工的に掘った穴ですが残念ながら試掘のようで、1~2メートル程しか掘られていません。
試掘抗の壁面の様子。
この黒い鉱脈を追って掘ったのでしょうか。
試掘跡ではありましたが、とりあえず鉱山らしき形跡を発見。
その周囲にも何かあるのではと、沢沿いを歩いてみます。
先ほどの試掘抗から少し進むと、怪しい窪みが有ります。
近寄ってみます。
沢沿いにあるので、増水した際に流されたと思われる土砂で埋まりかかっていますが、隙間があり奥に続いているようです。
ライトを出して覗き込んでみると、間違いなく人工的に掘られた坑道。
坑道の中も土砂が流れ込んでおり、隙間は僅かだけ。
奥行きも10メートルも無い感じ。
この坑道、かなり土砂で埋まっているので、あと1回でも増水したら完全に埋没しそうです。
ちなみにこの坑道、2023年4月20日にも見に行っています。
その時の画像は以下。
まだ埋まっていませんでしたが、ほぼ埋没状態です。
奥行きも10メートル無いぐらいです。
さて、2022年4月17日の探索に戻ります。
埋没坑道を発見後もしばらく沢沿いを探しますが、それ以降は鉱山らしきものは見つからず。
この後はとりあえず道なりに進んで鉱山跡を探しつつ、古賀志山を登山してみようと思います。
登山道を歩いていると岩山の斜面に怪しい穴が。
斜面を登って穴らしきものに近寄ってみましたが、残念ながら坑口では無く岩が積み重なった洞窟。
この洞窟に来るために登山道を外れ斜面を登ってしまったので、このまま尾根沿いを進んでみます。
この尾根沿いもふみ跡が残っているので、ある程度人は行き来しているようです。
時期的なことも有り尾根沿いの斜面には所々にコシアブラの芽がでていたので、積みながら登っていきます。
殆ど人が入っていないようで、ちょっと歩くと結構な量が取れます。
コシアブラを取りつつ、斜面の怪しい岩場を探索して尾根を登ります。
するといつの間にか古賀志山の稜線に到達。
適当に登ってきたと思っていた尾根ですが、実は「西尾根コース」なる登山道だったようです。
古賀志山の尾根に到達したのでそのまま西方面に進んでみます。
古賀志山の登山道は岩場あり、鎖場ありでなかなかエキサイティング。
この鎖場などはほぼ真上に登る感じで岩の隙間も狭く、途中で腕の力が無くなりそうになり危なかったです。
古賀志山の稜線からは眼下に北鹿沼方面を見下ろすことが出来ます。
岩場を登ったらもちろん下りの鎖場も出てきます。
時にはこんな岩場の稜線を歩いたりします。
場所によっては両サイドが切り立った崖の場所もあるので、四つん這いになって歩くような場所も出てきます。
稜線沿いにあるいて赤岩山。
猿石なる岩。
古賀志山の稜線沿いにはこんな感じでいくつか名の付いた岩も有りました。
ここも鎖場の有る岩。
下から見上げるとかなり急な鎖場です。
こんな垂直な岩を登る場所も有ります。
そして北ノ峯を通過して無事に下山。
下山後はまだ時間が余っていたので再度鉱山探しがてら山菜取り。
鉱山跡は見つかりませんでしたが、小さいながらもいくつかの洞窟は発見できました。
コシアブラも最後はビニール袋一袋分ぐらい取ることが出来ました。
帰りは古賀志山から来た鹿沼駅まで歩きます。
帰宅途中に振り返ると本日登った鳥屋山と古賀志山が。
そして閉店したと思われる土産物屋の折の中に熊が!
と思いきや剥製の様子。
敷地内は立ち入り禁止のようなので、道路側から撮影。
そんなわけで北鹿沼駅に到着。
駅では満開ではないものの、綺麗な八重桜が咲いていました。
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