探索日：２０２１年４月３日
南沢鉱山探索後は、近くに有ったと見られる豊徳鉱山を探しに行きました。
結果として豊徳鉱山は見つからなかったのですが、探索記録として記録のために残します。
豊徳鉱山は木戸ヶ沢鉱山や南沢鉱山、この後に探索予定の久富鉱山などと一体的に採掘されていた鉱山だそうです。
産総研の資料によると豊徳鉱山は塩谷郡藤原町大字高徳にある、鉱山から新高徳まで約1kmで、トラックの走る道が有ったとの事。
主な鉱物は金、銀、銅を採掘していたそう。
なお豊徳鉱山はインターネットで検索しても現地に行ったというサイトが出てこないので、手元の資料や地形図を元にそれらしい場所に目星をつけての探索です。
ただ古い地図だと普通に別の沢だったり数キロ位置が違ったりするので不安です・・・。
とりあえず現地に付き、それらしい場所に入る林道へ向かいます。
少し行くと林道を挟んで左右に掘割が有ります。
水路や沢ではないのでもしかしたら鉱山関係でしょうか。
ちょっと行くと枯草とは言え草むらに。
ふみ跡らしきものはありますが、ほとんど人は入っていなそうです。
沢には砂防ダム。
鉱山沿いの沢は土砂災害防止のため砂防ダムが有る事が多いので少し期待です。
林道は倒木だらけ。
倒木もだいぶ古いようなので、やはりこの道はほとんど人が入っていなそうです。
所々時代を感じる石積みも見られます。
沢を大分登ったところで、こんな石が多い斜面を見つけます。
もしかしたら鉱山のズリ石エリアではと思い、石の斜面を登ります。
斜面を探索しながら登りますが、結局何もなし。
いつの間にかピークに到達してしまいました。
意外にも標高が有ったようで、木々の間から見下ろす景色は綺麗です。
ピークで少し休憩後は、岩肌が露出している尾根沿いを下ってみます。
しばらく行くと木に、こんな跡が。
真新しいものではなかったのですが、ここ数日でついた様な傷です。
もしかしたら熊の爪痕ではと思い、探索をやめて速やかに下山。
とりあえず何事もなく、沢まで下山。
とりあえず沢の石はこんな様子でした。
下山途中にはこんな石積みも有ったけど、これは苔も付いていないので比較的新しそう。
ちなみに今回探索したのは八ッ株沢との事。
というわけで今回は豊徳鉱山を見つけることはできませんでした。
今度このエリアに探査に来ることが有れば、再度挑戦したいと思います。
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