探索日:2022年12月18日
この日は宇都宮市の大谷石の石切り場などを探索してきました。
まずはいつもの通り電車にて宇都宮駅へ。
駅からはバスに乗り30分ほどで大谷石資料館最寄りのバス停に到着。
バス停の周囲も切り立った岩場が多く、そこかしこに石切り場の跡らしきものが見えます。
この渓谷周りにも怪しい穴が幾つか見られたので、資料館の後に行ってみようと思います。
バス停から5分ぐらい歩いて、資料館の敷地へ。
敷地内も昔の石切り場跡の様で。そこかしこに切り立った岩があり圧倒されます。
この石切り場跡はずいぶん攻めてますね。
見た感じ天井部分の岩の厚みが2メートルも無いように感じられます。
ちなみにこの場所は東日本大震災の際に、天盤が崩落して今の状態になってるそうです。
資料館の脇には滝も見られます。
こちらが大谷資料館。
資料館の中には石切り場で使用されていた各種機材が展示されています。
そして入場料を払っていよいよ、地下にある大谷石の石切り場跡へ向かいます。
最初は石段を下ります。
そしてその先には巨大な石切り場跡の空間が出てきます。
この地下の石切り場跡、色々なCMやテレビ番組などで見かけるのですが、映像で見るよりも圧倒的に広いです。
以前に行った埼玉県春日部市にある首都圏外郭放水路の貯水槽ぐらいの高さが有るように感じられます。
内部も色々な展示が有ったり
ライトアップがされていたりします。
こちらは機械で大谷石を切り取った痕跡。
赤くライトアップされている場所もあり、何かのアートっぽいですね。
地下とは言え明るくライトアップされており、高さも広さも有るので圧迫感などは全くありません。
RPGの地下ダンジョンが有るとしたら、こんな感じなのだと思います。
こちらは天井に開けられていた穴。
通気口とかでしょうか。
こちらは水が溜まっている場所。
一番深い場所で数十メートルあるとか。
何かのオブジェも展示されていたりします。
こちらは外の光が入り込む場所。
地下の採掘エリアを一通り回ったら大谷石採掘エリアの見学終了。
大谷資料館がある石切り場の図がこちら。
今回回った部分だけでも結構な距離が有るように感じられましたが、大谷資料館として公開しているのは石切り場のごく一部との事。
いつかは全エリア公開してもらいたいものです。
大谷資料館の後は大谷景観公園付近の奇岩を見て回ります。
周囲の岩山にも採掘場の跡らしきものがいくつも見られます。
気にはなるものの、アクセス方法が無いので見るだけですが。
こちらの岩山にも怪しい穴がいくつか開いています。
隙間から眺めてみたら、地下空間が有りました。
見た感じ採石場の跡地っぽくはないので、この辺りにいくつもあったという旧日本軍の地下施設関連でしょうか。
奇岩を眺めた後は大谷寺へ。
こちらの大谷寺には岩に掘られた千手観音などが有りますが撮影禁止。
お堂が収められている洞窟には、縄文時代の遺跡が有ったようで、宝物館にはその時に発掘された人骨などが展示されています。
大谷寺の後はすぐ裏手にある平和観音を見に行きます。
こちらも大谷石の採石場跡に建てられた様子で、観音様の直ぐ脇には石切り場の切通しがあります。
観音様の周囲は公園にもなっています。
この平和観音の脇は登れるようになっているので登ってみます。
顔の直ぐ脇付近まで登れます。
観音様の脇まで登ると先に見えるこれまた石切り場跡に怪しい廃墟を発見。
廃墟は余り興味が有りませんが、石切り場に張り付いている面白そうな建物なので後で見に行ってみます。
移動途中の岩山には天狗岩なる岩も有ります。
先ほど平和観音から見えた廃墟に到着。
この廃墟『大谷グランドセンター』なる観光施設の跡らしく、廃墟界隈では有名物件の様です。
建物付近は人の敷地内の様で、遠目に見物。
大谷石の岩肌に取り付いている建物で要塞の様ですね。
その後は帰りのバスの時間まで周囲を散策。
大谷石と一体化した石材店が有ったり。
大谷石を使った立派な倉なども有りました。
それとたまたま見つけた神殿のような石切り場跡。
特に立入禁止とかは無かったのですが、帰宅後に調べたらアレな場所のようなので写真一枚だけ。
この石切り場跡はどこかのタイミングで記事に出来たらと思います。
大谷石エリアの探索後は、箒川で黒曜石採集に向かいます。
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