探索日:2022年12月10日
この日は富井鉱山に水晶採集に行ってきました。
ちなみに過去の富井鉱山の鉱石採集記録は以下からどうぞ。
富井鉱山には自宅近くのさいたま新都心駅から宇都宮線で宇都宮まで向かいます。
宇都宮駅からはバスで篠井方面へ。
以前は一里塚というバス停から歩いて富井鉱山まで向かっていたのですが、時間帯によってはもっと近い場所まで向かうバスがある事を知ったのでそちらを使います。
今回は近い場所まで向かうバスで篠井小学校で下車。
一里塚から富井鉱山までは徒歩で1時間近くかかっていたのですが、篠井小学校からは35分ぐらいと半分ほどの時間を短縮できます。
ちなみに富井鉱山に最も近いバス停は東海寺前なるバス停が有るのですが、こちらは土日だと全く時間が合わず使うことが難しいです。
さて篠井小学校でバスを降りて富井鉱山へ向かいます。
12月中旬ともなると日光の男体山などは雪景色となっています。
バス停から歩いて35分ほどで富井鉱山のズリ沢に到着。
適当に良さそうな場所から入ってみます。
この辺りはずいぶん掘り込まれてますね。
最初は良さそうな場所を探しながら沢をウロウロします。
沢を歩いているとこんな場所を発見。
沢に沿って丸太と石で石組が組まれています。
結構古そうな感じですが、鉱山時代の物でしょうか?
沢を少しウロウロして良さそうな場所でズリと泥を掘ってみる事にします。
粘土質の斜面。
掘ってみると紫水晶(アメシスト)の破片はいっぱい出てくるのですが、大きい物や形の整った水晶は見つかりません。
暫く掘っても何も出てこず。
余りに取れないので、途中からはやってきた子連れのファミリーに、紫水晶の破片などを見つけてあげてプレゼント。
ファミリーが居る中ズリをひたすら掘るのも何なので、久しぶりに転石割りをしてみます。
沢の中から良さそうな石を拾っては割ってを繰り返すと、1センチ前後ですがポロポロと水晶を取ることが出来ました。
これも持って帰るのが面倒なので、ほとんどファミリーの子供たちにプレゼント。
その後、ファミリーが帰った後は再びズリ堀をしてみますが、まったく成果無し!
ここまで来て何もないのもアレなので、沢を下りながらお土産の紫石英の破片を拾っていきます。
最後は探索がてら林道脇のこの沢沿いに降りてみます。
ちなみに沢の名前は『大同坑沢』とのこと。
この付近に有ったとされる富井鉱山の坑口『大同坑』の名前から来ているようです。
林道から近いエリアは比較的人も入っているようで、沢には割られた石が落ちていたり、藪もひどくは有りません。
所がしばらく下ると沢もひどい藪に。
ここまで来て戻る事も出来ないので、やぶ漕ぎしながら進んでいきます。
上から見たので分かりにくいですが、高低差2メートル以上ある砂防ダム的な段差も有ります。
高さも有り沢なので慎重に降りていきます。
ある程度下るとこんな沢になります。
この辺りは下から人が入ってきている様子で、再び割られた石などが目に入るようになります。
ちなみに沢をひたすらおりましたが、目立った成果は無し。
1つだけ転石の穴から水晶が顔を出していたので割ってみる事に。
割るのに時間がかかりましたが、出て来たのは1.5センチぐらいの水晶。
淡い紫色が入っているので綺麗です。
最後はこんな感じの植林エリアから沢を脱出し近くの林道に。
その後は目立った成果もないまま、普段より早い時間でしたがバスにて帰途につきました。
ちなみにこの日の主な成果。
先に紹介したファミリーにあげてしまったものも含まれますが、転石を割った水晶です。
取れた水晶を持ち帰ったものを洗浄したら、淡い紫が入ったアメシストでした
そんなわけで今回はこれといったものが取れなかったので、次回来る際には期待したいと思います。
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