栃木県壬生町、栃木市、下野市、上三川町周辺の古墳巡り

博物館・資料館

探索日:2024年2月22日

この日はマンガン鉱山探索でお世話になっている某先生と、栃木県は壬生町、栃木市、下野市、上三川町周辺の古墳巡りをしてきました。

本来ならマンガン鉱山探索予定だったのですが、あいにくの天候であったため山には行かず、近場の古墳や資料館を案内してもらいました。
かなりの場所を周ったので一部抜けや漏れもあるかもしれませんが、とりあえず回った順で記載します。

今回の古墳巡りは、私が古墳も興味が有るという話をしたことがきっかけで、某先生が提案してくれました。

群馬県富岡市の私が生まれ育った地区には桐渕古墳群や高瀬古墳群などがあり、そこら中に古墳が有りました。
またそこら辺の畑にも土器のかけらや、この付近には無い黒曜石の破片などもあり、それを拾って遊ぶことも有りました。
そんなわけで今回はかなり久しぶりの古墳巡りなので楽しみです。

まずは壬生町の壬生歴史資料館
羽生田富士山古墳の家形埴輪などの展示や、壬生剣士伝のテーマ展示がありました。

 

 

壬生藤井12号古墳の脇を通り抜けて、栃木市の吾妻古墳へ。
国の史跡に指定されている、前方後円墳。
栃木県でも最大規模の古墳との事。

 

こちらは栃木市の丸塚古墳。
名前の通り円墳。
雨が降っていたので、不精して車内から眺めただけ。

 

 

しもつけ風土記の丘資料館
甲塚古墳から出土した、機織形埴輪、馬形埴輪、人型埴輪などを展示。

 

これが機織形埴輪。

 

織機の埴輪は珍しく、これだけを見に来る人もいるとか。

 

 

次は直ぐ近くに有るとちぎ埋蔵文化財センター
この近辺で発掘された土器や石器などを展示。

 

琵琶塚古墳と画像を撮り忘れましたが、摩利支天塚古墳。

 

琵琶塚古墳・摩利支天塚古墳資料館
琵琶塚古墳と摩利支天塚古墳からの出土品を展示しています。

 

桑17号古墳および小山ゴルフクラブ内古墳群。
ゴルフクラブの敷地内に複数の古墳が有るそうですが、ゴルフ場内の為入れず。

 

敷地脇の桑57号古墳は見る事が出来ました。

 

 

お昼は近場の蕎麦屋にて。

 

昼食後も古墳巡りは続きます。
畑の中に残る飯塚古墳群の一部と思われる古墳。

 

国分寺甲塚古墳の脇や八剣遺跡付近を通り、壬生町の黒川の白鳥飛来地へ。

 

既に飛び立ってしまった個体も居るとの事ですが、まだまだ多くの白鳥が残っていました。

 

畑の道を走り長塚古墳を眺めます。

 

 

 

お次はコレ。原型はほぼ残っていませんが、これも実は古墳だそうです。
新郭古墳群の一部との事。

 

 

ここの古墳、削られたおかげで古墳の断面を見る事が出来ます。
いくつかの土を交互に積んでいるようで、地層のように複数の層を見る事が出来ます。

 

白い土、赤土、黒い土を積んでいるのが分かります。
古墳の断面を見れるのも珍しいかと思います。

 

畑の悪路を走り抜け亀の子塚古墳。

 

こんどは桃花原古墳。

 

次は茶臼山古墳に行こうとしましたが、道にトラックが止まっており入れなかったのでパスして富士山古墳。
壬生歴史民俗資料館に展示されていた家形埴輪はここの出土との事。

 

富士山と名が付くだけあって、ちょっとした山で登るのも一苦労。

 

 

少し移動して牛塚古墳。

 

道を挟んで反対側には車塚古墳も有ります。

 

こちらは堀もまだしっかり残っています。

 

そして石室も残っており、開口しているので中に立ち入ることも可能。

 

立派な石室です。

 

かなり大きな凝灰岩と思われる一枚石で組まれています。

 

石室の中はベンガラで染められていたそうで、薄っすら残る赤い色はその後だとか。

 

最後は壬生愛宕塚古墳の前を通り、上三川町のかぶと塚古墳。

 

ここは住宅地の中に有り、立派な石室だけが残されています。

 

石室だけなら車塚古墳と同じぐらいの規模です。

 

中は立ち入り禁止でしたが、隙間から石室内の様子。

 

というわけで大分駆け足ではありましたが、一日でかなり多くの古墳や資料館を周ってもらいました。
某先生は鉱物や鉱山だけでなく古墳関連も詳しく、その古墳ごとの特徴などを説明していただき、一日楽しむ事が出来ました。

たまにはこのような古墳巡りも良いですね、

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