探索日:2021年9月21日
横瀬町の二子山の登山とその途中にある洞窟だか洞穴だかを探索した後は、その足で丸山に向かう大野峠へ向かう山道にあるというマンガン採掘跡を探しにいきました。
ネットで見かける登山記録には、洞穴や洞窟などと書かれていますが、写真を見た感じマンガンの採掘跡の様子です。実際にはどんなものか確認のため探索です。
最初は国道299号線を正丸方面にあるき、途中から集落脇を抜けて山道へ入ります。
大野峠に向かう山道は古くから使われているようで、所々年代を感じる石垣がみられます。
ちょっとした山道なのに、沢を渡る橋はしっかりとした石組で組まれています。
昔は車道だったんじゃないの?と思うほど立派な造り。
さらに進むと別の沢を渡る橋に到達します。
何気に沢付近を眺めてみると、沢沿い(以下の画像の左中央付近)に石垣がみられます。
近寄ってみるとこれもかなりしっかりした石垣です。その石垣の上はちょっとした道のようになっています。
これはこの先に何かあるぞと思い、進んでみるとやっぱりありました。
近寄ってみたら既に崩壊していますが過去に家が有ったようです。
その先にも山か畑に続くとみられる、石垣の道も見られます。
過去にはこんな場所でも住んでいた人が居るのですね。
崩落した家を後にして先に進みます。
その先でも所々に古い石垣がみられ、ちょっとした平場なども有る事から、古い集落の気配を感じます。
そして唐突に登山道脇に穴!
どうやらこれが目指していたマンガン採掘跡の様です。
この穴ですが残念ながら試掘だったようで、奥行きは1.5m程。
小さい採掘跡では有るものの、中は所々真っ黒なマンガン鉱石が見られます。
穴の中に入ってみたようす。
ちょうど大人一人が入れる程度で、緊急時の避難には使えそう。
穴の全景はこんな感じです。
登山道脇にマンガンの露頭が見えたから掘ってみたものの、残念ながら貧相な鉱床だったようですね。
目的のマンガン採掘跡を確認後は、さらに山道を登り大野峠からの丸山を目指します。
沢を越えて、最後の急斜面を登り、疲れがたまってきたころに大野峠に到着。
大野峠の脇ではパラグライダーの飛行場も。
晴天なので大野峠からの景色は最高ですね。
そして少し進んで丸山。西日だったので完全に逆光です。
丸山には展望台が有るので登ってみます。
展望台から眺めた武甲山方面。
武甲山方面にもマンガン鉱山跡が有るらしいので、そのうち探索に行かないとです。
丸山で景色を眺めた後は一気に下ります。
下り途中の山道では、道端にリュックと靴がおいて有り、その先に何かぶら下がるものが見える箇所が。
まさかの事件的な物か・・・と思って恐る恐る近づいてみると、ハンモックで寝てる人が。
事件的なものでなくてよかったのですが、かなりびっくりしました。
そんなこんなで森林地帯をぬけ、動物除けのゲートをくぐっていきます。
人里近くなると、こんな炭焼き窯が。
今は使っていないようですが、完全な状態で残っていますね。
人里付近から眺めた武甲山。
下る途中では面白い合流をしている道や。
かなり急斜面のカーブなどを歩いて。
芦ヶ久保駅にゴール。
正面が先ほどまでいた丸山ですね。
というわけでこの日は、二子山と丸山の2か所を探索してきました。
低山では有るものの、1日に標高差600メートルの山を2つ登るのはきついですね。
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