桐生市は茂倉沢鉱山の新たな坑口探索

桐生市

探索日:2025年3月21日

茂倉沢鉱山のむじな坑と思われる、木製レールの有る坑道の探索後は、茂倉沢鉱山に向かいます。

桐生市の茂倉沢鉱山むじな坑と思われる坑道の再々調査
探索日:2025年3月21日 この日は某先生と地元の猟師さんとで、桐生市は茂倉沢のマンガン鉱山跡の調査に向かいました。 まずは茂倉沢にある茂倉沢鉱山のむじな坑と思われる坑道。 この坑道は何度か調査済み。 以下の記事でも坑道内...

この日の目的は茂倉沢鉱山のバラ輝石と、あわよくば鈴木石や長島石などのサンプル採取です。

 

茂倉沢鉱山の林道へ車で進み、ここからは林道を徒歩で進みます。

 

少し進むとこんな斜面。
以前の探索では茂倉沢鉱山の斜面を登り、この斜面の上の尾根も調査しました。
結局何もなかったのですが。

 

ズリ石を時折割りながら沢を登ります。
有る程度登ると、目印的な石積みが出てきます。

 

先生や猟師さんは目ぼしい岩を見つけて叩いています。

 

そこまで石に興味は無い私は、その辺をウロウロします。
すると、とある場所でズリを発見。
茂倉沢鉱山の本坑(南入坑)からはまだ距離が有るのですが、小割されたマンガンズリが落ちている部分が有ります。

 

鉱物のサンプル採取は先生と猟師さんに任せて、私はこのズリの出所を調べに。
周囲の斜面を見て回りますが、どこもこのような急な崖。

 

手足を使って登れそうな場所を進んでみます。

 

斜面を登っていると、所々にマンガンのズリ石が落ちているので、この付近で採掘していたのは間違いなさそう。

 

画像では分かりにくいですが、足を滑らせたら沢まで真っ逆さまな斜度。
慎重に進みます。

 

さらに斜面を登ると作業道っぽい踏み跡が出てきます。

 

踏み跡を進むと、再びマンガンのズリ石。

 

そして露天掘りの跡も発見。でもこちらはとても小規模。
沢付近のズリ石の量からして、別の採掘箇所も有りそうです。

 

すこし斜面を進んでみると二酸化マンガンらしき露頭が出てきました。
(軍手はは比較用として露頭に置いてあります)

 

多少黒いマンガン部分が有りますが、それほど多くは無く品位も悪そう。

 

さらに他にも無いか斜面を探索します。
すると崖の中腹に怪しい穴らしき物が見えます。

 

ズームで撮影。
落ち葉に埋もれていますが、斜め下に掘られた坑口っぽい気がします。

 

近づいて確認しようとしましたが、直前の斜面がこれ。
この斜度かつ、掴める木なども生えておらず流石に断念。

 

戻って別のエリアをウロウロしたら、再び斜面に穴らしき物を発見します。

 

ズームで撮影。
これは周囲に木も生えており、斜度も先ほどより緩いので、行けそうな予感。

 

安全に降りられそうな場所を探していたら、別の小規模な採掘跡を発見します。

 

ここは地表近くにマンガン鉱脈が有った様です。

 

少し先には穴が。坑道でしょうか。

 

覗いてみます。

 

奥行き数メートル。試掘跡ですね。

 

他にも小規模な採掘跡。

 

そして先ほど斜面の上部から見つけた穴付近に到達。
上から見下ろしたら行けそうな雰囲気でしたが、実際に近づくと結構な斜度です。
穴に近づこうとすると、また小規模な採掘跡が出てきました。

 

坑道?

 

と思いきや、照らすと試掘。

 

試掘穴を見た後は、こんな場所を降ります。

 

足元に穴が見えてきましたが、穴の付近も急斜面。
落ち葉も積もって滑りやすいので慎重に進みます。

 

なんとか穴到達。

 

穴は斜め下に向かって掘られた採掘跡。
穴の中も外も急斜面で危険なため、これ以上穴を覗くことが出来ず。

 

坑口付近の様子。

 

坑口前には僅かながら石積みが残っています。

 

斜面のマンガン採掘跡を一通り確認したので、いったん沢まで降ります。
無事に降りた後は、先生と猟師さんに報告し、再度全員で確認。

茂倉沢鉱山に何度も通った先生もこの採掘エリアは気が付かなかったとの事。
茂倉沢鉱山に通い詰めた方たちは知っている場所かもしれませんが、我々としては新しい発見です。

今回は沢での鉱物採集およびこの採掘跡調査で時間が採られたので、茂倉沢鉱山の本坑まではいかずここで撤退することに。

 

さて、新しい採掘エリアを発見したのですが、ここで新しい疑問が。
茂倉沢鉱山の本坑である南入坑と次石坑、及び舟ヶ沢坑は坑道図などの資料を持っているのではっきりしているのですが、手持ちの資料では文章だけでしか出てこない『むじな坑』の存在。

今までは便宜上近くに位置する、木製レールの残る坑道を茂倉沢鉱山のむじな坑としていました。
しかし、今回見つけた採掘地点の方が本坑である南入坑から近く、むじな坑の可能性が出てきます。

さらに、今回見つけた最後の穴はきちんとした坑道ではなく、マンガン鉱脈に沿った狸掘りに近く、名前の「むじな」からしても合っている気もします。

今時点では私の憶測でしか有りませんが、今後の調査で確認したい宿題となりました。

お次は満澤鉱山とされる(実際には違いましたが)マンガンの採掘跡に向かいます。

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