探索日:2023年1月3日
日和田山の古滝とその脇の洞窟探索後は一度下山し、別の尾根筋からマンガン鉱山跡を探しながら日和田山を登ります。
今回も『きなこ様』からいただいた、日和田山の詳細地図を元に、マンガン鉱山跡や採掘跡を探索します。
先に見つけた日和田山付近の鉱山は以下の2つになります。
下山後別の場所へ移動中に高麗川沿いに気になる場所を発見。
なにやら穴らしい場所の前にロープが張って有り、「立入禁止」的な表示がされています。
もしかしたら洞窟やマンガンの採掘跡かと思って河原に降りて近づいてみましたが、残念ながら穴は無く崖崩れの注意喚起の様でした。
さて再度の日和田山登山。
まずは尾根沿いの登山道をしばらく歩きます。
頂いた詳細地図の穴の付近になったら登山道を外れ、尾根から降りてみます。
怪しい付近の斜面をウロウロすると、マンガンらしき石と共に怪しい窪みを発見。
近づいてみると人為的に斜面が縦に掘られています。
掘られた斜面には竪坑らしき穴を発見。
覗き込むと結構深そうな感じです。
竪坑らしき穴を照らしてみると、マンガンが含まれたチャートに沿って掘っているようです。
穴が半分埋まっていてわからないのですが、奥でさらに左右に掘っているようにも見えます。
さらには別の穴も発見。
マンガンを掘ったと思われる場所を上から眺めた様子。
ここはマンガン鉱脈が縦に走っていたようで、それを採掘していたのですね。
今度は堀跡の下側に回ってみます。
下に降りるとこちらはマンガン採掘跡のズリ石が多数転がっています。
そして堀跡最下部には、坑口が開いていました。
上部は露天掘りですが、最下部は坑道掘りを行っていたようです。
早速坑口を覗いてみますが、奥は崩落しています。
坑道の中に入ってみるとこんな感じ。
上にも掘っていたようですが、今は上からの土砂で埋まっています。
右奥も少しだけ掘っていたようですが、埋まっており確認できず。
左側は上部からの土砂が流れ込んできており完全閉塞。
ここはマンガン鉱脈が縦に走っていたようなので、上部で掘ったマンガン鉱石をこの坑道に落とし、大切抗のような扱いでここから搬出していたのかもですね。
坑道内のマンガンの様子。
坑道奥から坑口付近の様子。
というわけでこのマンガン採掘跡の探索は終了。
ついでなので以前訪れた高麗本郷の登山道脇にあるマンガン採掘跡も眺めに行ってみました。
ちなみにこの穴もいただいた詳細地図にしっかり記載が有りました。
そして最後にもう一か所、詳細地図に穴があると記載されている場所を探索してみます。
場所はこんな斜面の場所。
ここには2か所の穴が有るらしいので、しばらく探してみます。
炭焼き窯跡らしき石垣は有ったのですが、なかなか穴は見つからず。
マンガンが含まれてそうなチャートっぽい石も時折落ちているのですが、ズリ跡の様にまとまっては見つからず。
コンクリートでできた人工的な遺構らしきものが有ったと思ったら、きれいに真っ平な岩がだったり。
穴が有ると思われる場所を1時間程ウロウロしましたが見つからず。
穴は既に埋まってしまったのか、それとも探し方が悪かったのか分かりませんが発見に至らず残念。
また機会をみてリベンジです。
その後は再び登山道に合流し日和田山を目指します。
途中に座禅岩なる目印が出て来たので寄ってみます。
訪れたときはこの岩が座禅岩かと思って写真を撮ったのですがどうやら別物の様子。
実際はもっと大きな岩で、広く平らな面があるらしいです。
こちらの座禅岩もまた機会を見て見に来たいですね。
ニセ座禅岩を過ぎて、高駒付近のマンガン採掘跡と思われる穴も再訪。
こちらの穴は大分埋まっていました。
そして本日2回目の日和田山登頂。
帰りは金刀比羅神社神社側から下山。
というわけで今回は『きなこ様』から頂いた詳細地図を元に、日和田山のマンガン採掘跡を複数見つける事が出来ました。
今回見つけられなかった穴や、別のエリアにもマンガン採掘跡が有るらしいので、また機会を見て日和田山に探索に来たいと思います。
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