探索日:2024年4月22日
穴切鉱山の探索後は帰りがてら、栃木県は佐野市の飛駒町にある、万山砥石鉱山に向かいます。

こちらは珪質粘土岩の砥石を採掘していた鉱山で、ここで生産された砥石は飛駒砥石や飛駒砥と呼ばれていたようです。
ちなみにこの探索の後にも再度訪問しています。
その時の記事はこちら。

さて、砥石鉱山探索です。
車を止めて鉱山入り口付近へ。入り口付近は平場となっています。

そして周囲には平べったい岩が多数。これが砥石の原料の様です。
ここにこれだけ落ちているので、この場所で選別作業などを行っていたのでしょうか。

砥石はどのような物が質が良いのか分からないのですが、どれも形を整えたら砥石に見えますね。



さて鉱山方面へ。
立入禁止の看板が有りますが、現在は稼行していない鉱山なのでお邪魔させてもらいます。

少し進むと岩場が出て来てて、砥石の採掘跡らしき穴が出てきます。

近づくと坑道掘りになっているようです。

先生に伺ったところ、砥石も質の良い部分と悪い部分が有るようで、この場所は良い部分が取れたので掘ったとの事。

坑道掘り跡をの先にはガードレールの様な金属が放置されています。

ガードレールの有る斜面を登ると小屋が出てきます。

こちらは鉱山稼働時の作業小屋だったようです。

中にはストーブらしきもやヤカンなどが残されていました。


小屋の外にもいろいろ落ちています。

小屋の先にはレールと転げ落ちたトロッコが有ります。
こちらがメインの砥石採掘跡のようです。

トロッコとレールの様子。

トロッコでここまで砥石の原石を運んできて、ここで処理を行ったりトラックなどに積み替えていたのでしょうか。

レール。

トロッコ。

トロッコな長年放置されていたようで、近くの木に取り込まれています。
 
 
反対側からレールとトロッコの様子。

全体の様子。

砥石の採掘跡。
ここも良いと砥石が取れたのか、掘り込まれています。

採掘箇所の近くには金属の設備らしきものも。

万山鉱山を一通り見て回ったので、採掘跡の坑道の確認やお土産に砥石でも拾おうと思ったら、長靴に数匹のヤマビルが付いているのに気が付き、先生と共に撤退。

車のある道まで出てお互いに衣服を確認したところ、数匹のヤマビルやマダニに付かれていました。
幸い体には付いていなかったので良かったのですが、4月でもヤマビルは活発に動いているのですね。
桐生からも近いエリアなので、山の探索時には気を付けないとです・・・。
万山鉱山今度は冬にでも来て、砥石なども採取してみたいと思います。


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