中野土山鉱山とは
中野土山鉱山の中野鉱床探索
そのため地元の人から聞いた「林道が〇〇〇〇〇〇〇になった場所」ではなく、その上部から降りてくる形に。
そしてそのちょっと先には、露頭からマンガンを採掘したと思われる窪んだ跡が見られます。
さらにその上部には坑口が開いています。
露頭採掘跡と坑口の様子。
早速坑口の様子を覗きに行くと、中にはゴミが詰め込まれています・・・。
そういえば飯能のマンガン鉱山跡って、家庭の燃えないゴミが詰め込まれていることが比較的多い気がします。
(吾野マンガン鉱山とか、井尻谷のマンガン採掘跡とか)
ゴミが多くて嫌なのですが、とりあえずゴミを乗り越え坑道内へ。
ガラスの瓶や金属などがあるので、足元には注意しながら進みます。
振り返るとこんな感じ。
ゴミを捨ててから、入り口付近をズリで埋めた感じですね。
ゴミも家庭の燃えないゴミが多いです。
山に有り勝ちな林業関連のゴミが見られないので、地元の人が燃えないゴミをまとめて捨てた様子。
しかも、それほど古くは無いようなので、ボトルディギングとかが楽しめるというわけでもなさそうです・・・。
さてゴミを乗り越えた坑道の奥はこんな様子。
手前に土砂が盛られていますが、その奥も少し掘っている感じ。
掘り方もこの辺りのマンガン鉱山には珍しく、比較的綺麗な長方形なっています。
秩父市に有った金山鉱山などの様です。
まさか手掘りをしていたのでしょうか。
右側も少しだけ掘られていますが、余り良い鉱石が無かったのか先には進んでいません。
坑道壁面の様子はこんな感じ。
坑道内のズリ石の様子。
とりあえず最初の坑口を見つけたのですが、この周囲にも何かないか探索してみます。
沢沿いをさらに先に進んでみると、再びズリ石の様な物が出てきます。
その上部を見てみると、坑口らしきものが開いています。
坑口らしきものは左右に少しだけ掘られていました。
向かって右側の様子。
狸掘りの様な狭い掘り方で2~3mメートル程度掘られています。
画像がブレていますが右側。
こちらは少し掘っただけの様子。
さらにその付近の岩も少しだけマンガンを掘ったような跡が残っています。
この先も進んでみましたが、尾根があり登山道が有るようで人が歩く様子が見られたので、これ以上の場所にはないだろうと戻ります。
沢沿いを一通り探索したので、最初の坑口が有った付近まで戻ることに。
戻りがてら斜面を歩いていると、最初の坑口の上部からもマンガンのズリ石らしきものが落ちてきているのを発見。
これはこの上でもマンガン掘ってたでしょ、ということで斜面の登ってみます。
すると怪しい穴が。
その脇にも。
そして新たに坑口を発見。
坑口の中は奥行きは有りませんが、間違いなくマンガン鉱石を採掘していた坑道ですね。
坑道の右側の様子。
こちらは左奥の様子。
坑口付近の全体の様子。
今回の探索では主に3か所の採掘跡を発見することが出来ました。
それぞれの坑口はそれぞれ小さく、奥行きも殆ど有りませんでしたが、土山鉱床のように埋まっておらず残っていてくれてよかったです。
ちなみに前回と今回の中野土山鉱山探索で歩いたログはこんな感じ。
中野土山鉱山は情報がほとんど無く、地元の人の話だよりで探したので大変でしたが、中野鉱床、土山鉱床と共に採掘跡を見つける事が出来ました。
なおこの中野、土山、権現堂付近にはほかにもマンガンの採掘跡が有るそうなので、機会をみてまた探索をしたいと思います。
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