探索日:2023年10月20日
越生町の熊穴のマンガン坑を探索後は、山を越えて飯能市の長沢のマンガン露天掘り跡を探索に向かいます。
長沢のマンガン露天掘り跡は以前にも探索したのですが、探索した場所のさらに奥にも露天掘り跡が有るとの事で、それを見に行きます。
なお、今回の探索はYAMAPで活動されている「かえるのうた」さんの記録を参考しての探索になります。
探索ですが山を越えて関八州見晴らし台に到着。
関八州見晴らし台の名称の由来は、安房、上野、下野、相模、武蔵、上総、下総、常陸の関東八州が見晴らせることにちなんでいるそうです。
確かに景色は絶景です。
ただこの日は少しかすんでいたのが残念。
関八州見晴らし台からは高山集落の方に降りていきます。
高山地区にもマンガン鉱山跡が有るらしいので、機会を見て探したいです。
少し下って高山不動尊。
成田不動尊、高幡不動と並ぶ関東三大不動の一つだそうです。
建物内を見あげると、建物を支える梁が凄いですね。
こちらは境内に有った大イチョウ。
推定樹齢800年だとか。
高山不動の急な石段を下ります。
周囲には高山小学校の跡地。
真言宗常楽院とは高山不動の正式な寺名との事。
宿坊もあるようです。
高山不動尊を出て道を下っていくと、道路わきに水場が有りました。
同じく道路脇に有った木の生えた大岩と祠。
目に入った気になる建物類。
楼門っぽい家。
立派な農家の建物。
3階建てですが、養蚕農家のお宅でしょうか。
立派な倉のある家。
下ってきた道は沢沿いなので、渓流釣りでよさそうなポイントもチラホラ。
アブラハヤが多かったですが、ヤマメかイワナのような渓流魚も目にしました。
さて高山不動尊から1時間ぐらい歩いて、吾野駅付近へ。
ここから再度山に入り、長沢のマンガン露天掘り跡を目指します。
予想はしてましたが、山に入る道は藪が凄い。
この辺りはどこが道だかわからないので、とりあえず藪をこいでまっすぐ進みます。
杉林までたどり着くと踏み跡のある山道に。
この辺りからマンガンのズリ石と思われる黒い石が出てきます。
この辺りの露天掘り跡と思われる窪みは以前探索に来ています。
尾根に到着したので、尾根道を進みます。
尾根沿いもマンガンを含んだような黒い石がゴロゴロしています。
少し急な尾根道を進みます。
すると尾根沿いに穴。
反対側にも窪み。
尾根を挟んで両サイドに窪みと穴が有ります。
周囲の岩は黒くマンガンを含んでいそうな感じです。
まずは穴の方を確認。
小さい穴ですが、マンガンの露頭と思われるところを掘っています。
周囲にはズリ石。
最初の穴のちょっと下にも、似たような小さな穴。
上の穴との位置関係はこんな感じ。
今度は窪み側を見てみます。
こちらもマンガンを含んだ岩付近を掘った感じですね。
窪みの反対側に回ってみると、石積みらしき場所も有りました。
さらに無いか窪み側の斜面を探してみましたが、これと言ってマンガン採掘に関係しそうなものは見つからず。
マンガン採掘跡が有った尾根はこんな感じ。
よく見ると尾根沿いにも黒い石がゴロゴロしているので、穴は掘らなくても広い範囲で石を崩していたのかもです。
さて露天掘り跡を確認したので戻ります。
戻りがてら、こちらも以前に確認していた石積み跡。
この石積みに使われている石も、マンガンを含んだような黒い石が多いので、マンガン採掘と関係が有ったものかもです。
最後は吾野駅まで歩いて探索終了です。
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