飯能市の釜戸鉱山再訪

埼玉県

探索日:2022年3月5日

この日は武蔵横手駅周辺のマンガン鉱山探索に向かいました。

まず最初に向かった場所は、釜戸山付近にあるマンガン鉱山跡の釜戸鉱山。
釜戸鉱山は以前にも探索に行っており、採掘跡と坑道を1ヶ所発見していますが、どうやら別の坑口が有るらしいとの事で、それを見つけに行きます。

ちなみに以前の探索記事は以下からどうぞ。

飯能市の釜戸鉱山探索
探索日:2021年4月18日 飯能市の釜戸山(かまど山)付近にあるマンガン鉱山の釜戸鉱山を探索しに行ってきました。 後日に再訪している記事はこちら。 関連ページとして飯能市周辺のマンガン鉱山は以下の...

また釜戸鉱山以外の飯能市周辺のマンガン鉱山については、以下のページでまとめています。

埼玉県飯能市周辺のマンガン鉱山まとめ
このブログを始めてから埼玉県内の鉱山を探索することが多くなり、比較的家から近い飯能市周辺のマンガン鉱山を探索することが増えてきました。そんな中、飯能市にはどのくらいの数のマンガン鉱山があるのかとふと思いました。 飯能市のマンガンの数と...

 

釜戸鉱山探索

釜戸鉱山には西武鉄道の武蔵横手駅からスタート。

 

近くの住宅地を抜け、害獣除けのゲートを開けて、まずは「かまど山」に向かいます。

 

かまど山には30分ほどで到着。
鬼滅の刃関連でちょっとした聖地化している様子です。

 

かまど山に到着してからはしばらく道なりに登山道を進み、とある所でコースアウト。
コース外のやせ尾根方面に向かいます。

やせ尾根付近には前回の探索でも見つけたマンガン採掘跡が残ります。

マンガンを採掘した跡にはズリ石も。

 

やせ尾根では斜面を下り、坑口が有る方向へと向かいます。
比較的斜度のある斜面で、なおかつ枯葉とズリ石で滑るので、慎重に降りていきます。

斜面沿いにはマンガンを採掘したとみられる跡。

 

さらに斜面を降りて、以前の探索時に見つけたマンガン採掘坑道。

前回の探索時は雨の直後で中が濡れていたため坑道内には潜入しませんでしたが、今回は乾いているので入ってみます。

 

坑口付近の様子。

 

坑道の奥は右に折れて掘られているのかと思っていましたが、中に入ってみたら先には続いておらず。
この坑道は坑口から見える範囲しか掘っていないようです。

 

中から坑口方面を振り返った様子。

壁面の様子。

マンガンや鉄が含まれていると思われる、金属質の黒や赤茶色の岩も見られます。

 

坑道内の足元に落ちてるマンガン採掘時のズリ石。

 

坑口付近の様子。

 

 

マンガン採掘坑道の坑口付近にも、ズリ石が沢山落ちています。

 

坑口がある岩の様子はこんな感じです。

 

釜戸鉱山の新たな坑道探し

さて、前回訪問した釜戸鉱山の坑道内を探索し終えたので、この付近に有るらしい新たな坑口を探しに向かいます。

まずは先ほどの坑口付近の斜面を探しますが、何も見つからず。
さらに範囲を広げつつ、林業の作業道らしき道を登って別の沢沿いに進みます。

しばらく登っていると足元に急にマンガン鉱山のズリ石らしき黒い石が増えてきます。

 

そのまま道を進むとそれっぽいものが・・・。

 

出てきました。
釜戸鉱山の新たな坑口です。

坑口付近の様子。

 

中を照らすと、残念ながら奥行きは5~6メートル程の小規模坑道。
こちらもあまりマンガンが採れなかったのか、少し掘ったところで採掘をやめてしまったようです。

 

早速坑道内に入ってみます。
坑道内の壁面にはロッドを打ち込んだと思われる小さな穴も残っており、これが人為的に掘られた穴であるのは確実です。

 

坑道最奥付近。

一番奥にはズリ石と思われる石が積まれています。

 

坑道内の壁面の様子。

坑道の最奥から坑口付近を振り返った様子。

 

坑道の中はこんな感じです。

新たな坑道を探索した後は、その周囲にも何かないか探してみましたが、残念ながら何も見つからず。
とりあえず探索を終えたのでどこかのルートに戻ることに。

どうやらこの坑口上部が登山道のようです。
来た道を戻るのも面倒なので、この斜面を直登してコースに復帰。

 

登山道に復帰してからは最初にかまど山へと登ってきた道を武蔵横手駅まで戻ります。

お次は前回の探索で見つける事が出来なかった、中野土山鉱山を探しに行きます。

毛呂山町の中野土山鉱山・土山鉱床探索
探索日:2022年3月5日 釜戸鉱山探索後は毛呂山町に有ったとされる、中野土山鉱山の探索に向かいました。 また毛呂山町や飯能市周辺のマンガン鉱山については、以下のページでまとめています。 中野土...

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