探索日:2021年4月18日
飯能市の釜戸山(かまど山)付近にあるマンガン鉱山の釜戸鉱山を探索しに行ってきました。
後日に再訪している記事はこちら。
関連ページとして飯能市周辺のマンガン鉱山は以下のページでもまとめているので、良かったらご覧ください。
最寄り駅の西武鉄道は武蔵横手駅からスタートです。
探索前日にまとまった雨が降ったので川は濁り気味。
これからいくつかの鉱山跡をめぐるので、沢の増水や登山中のスリップなどが心配です。
登山道へと向かう道にこんなゲートが。
まさかの通行止めと思いきや・・・。
獣対策のゲートの様で通行はOK。
ゲートを開けて通り抜け、抜けた後はしっかりゲートを戻してかんぬきでロックします。
登山道に入って少し登るとあっという間にかまど山に到着。
釜戸山の山頂を抜けてからは鉱山跡が有ると思われる場所を探します。
最初は登山道を歩いていましたが、途中で方向が違ったり、行き過ぎていることに気が付いたりで、何度かルートの調整があり若干の時間ロス。
しばらく行くと鉱山と思われる方向に延びる踏み跡が有ったので、登山道から外れてそちらに向かいます。
するとこんな岩のやせ尾根が。
尾根の足元の小石を見るとマンガン鉱石の様な黒い石が落ちています。
これはすぐ近くに鉱山跡が有ると思ったら、尾根の真下に採掘跡ありました。
さらにこの尾根の岩沿いに下っていくと、いくつかの採掘跡が。
岩の周りはこんな様子で、所々にマンガン鉱脈が有ったようで採掘跡が残されています。
写真ではわかりにくいのですが、結構な急斜面。
さらに足元がズリ石で踏ん張りがきかないうえ、前日の雨で滑ります。
気を付けて降りていましたが、案の定スリップしズルズルと少し滑落。
半袖だったので肘付近を負傷します。
探索早々のケガで若干萎えますが、せっかく来たので探索を続けます。
岩の斜面を下った跡は岩の上の尾根を登り再度上部へ。
尾根は岩場のやせ尾根。
写真ではわかりにくいですが、尾根の端は結構な高さなので慎重に歩きます。
尾根の上部に戻って今度は岩の反対側を下ってみます。
こちらも露天掘りをしていたようで、足元にはマンガン鉱石のズリ石が沢山。
そしてこちら側の岩肌もところどころに採掘跡が見られます。
一番下には坑口も開いていました。
坑道の中はこんな感じ。
右側は折れて続いていそうな雰囲気もありますが、ケガ&前日の雨で水滴がひどいので入る気にならず。
坑口付近から覗くだけにしておきます。
この岩以外にも近くに何か所か坑口が有るらしいので探してみますが見つからず。
そのかわり林道の終点付近に崩壊した小屋らしき残骸が有りました。
とりあえず採掘跡は見つかりましたが、他の坑口は発見できなかったので、機会が有ったら再探索したいと思います。
お次は少し歩いて別のマンガン採掘跡を目指します。
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