栃木県栃木市の太平山の太平鉱山探索

栃木市

探索日:2024年12月27日

この日は栃木県栃木市の太平山のマンガン鉱山探索に向かいます。
こちらは以前に探索に行きましたが、残念ながら見つける事が出来ず。

栃木県栃木市の太平山の鉱山探索
探索日:2023年4月27日 大小山の屏風岩の中の廊下探索後は両毛線で太平下駅に移動し、太平山付近に有ったとされる鉱山跡を探索します。 太平山付近では過去にマンガン鉱山の跡を探索しているので、場所的にも期待が持てます。 ...

しかし、その後ブログへのコメントで二人の方からヒントを頂きました。
それを元に位置を特定し、今回再訪に向かいました。

 

さて探索ですが、今回は新大平下駅からスタートです。

 

しばらく歩いてまずは麓の大中寺へ。

 

大中寺を抜けて、以前の探索とは違うルートを進みます。

 

しばらく進むと沢の下に窪みらしき場所。さらに水も染み出ているので怪しいです。

 

斜面を駆け下りて確認しましたが、ただの窪み。残念。

 

別の場所では炭焼き窯跡も見つけますが、マンガン鉱山跡は見つける事が出来ず。

 

山を登ってぐみの木峠に到着。

 

そのまま登山道を歩いていったん太平山神社に到着。

 

この日は晴れており、太平山神社からの景色は良いですね。

 

山をさらに登って太平山神社の奥宮へもお参り。

 

1カ所目の登山ルートでマンガン鉱山跡を見つける事が出来なかったので、別のルートを下ります。

 

下山途中には無理やりこじ開けられた金庫が落ちています。
事件的なアレですかね。

 

今度はコメントで頂いたヒントを元に、あまり使用されていない登山道を登ってみます。

 

所々に岩の露頭なども有り雰囲気は良いです。

 

暫く進むと、層状のチャートと思われる石。
層状マンガンっぽいですね。

 

その岩の裏には唐突に坑口。
目指していたマンガン鉱山を見つけました。

 

坑道内の様子。

 

奥行きは10メートルちょっとぐらいでしょうか。
それ程深くないです。

 

坑道内の岩の様子。

 

分かりにくいですが、坑道の天井の真ん中には石英脈が走っています。

マンガンを掘りつつ、石英脈を狙って金などの鉱物も探したような感じでしょうか。

 

とりあえず坑口を見つける事が出来たので、周囲を確認します。
すると近くにもう一つの坑口を発見します。

 

坑口が土砂で半分以上埋まっています。
外から確認すると、坑口のすぐ先で二股に分岐している様子。

 

坑口の隙間から入ってみたら、入った直後に二俣。

 

まず左側。
こちらは数メートル先で行き止まり。

 

今度は右側の坑道へ。

 

こちらの坑道はさらに二股に分岐。

 

ただ左右どちらとも、数メートルで行き止まりでした。
左側の様子。

 

右側の様子。

 

分岐点付近のマンガン鉱脈の様子。

 

坑道内を確認したので、脱出。
落ち葉と土砂で、入るよりも出る方が大変。

 

この坑道内の様子は、Youtubeにも有るのでよろしかったらどうぞ。

栃木県栃木市の太平山のマンガン鉱山

 

 

坑口付近のズリの様子。

 

坑道上部の斜面に露天掘り跡でも無いかを確認しましたが、激しい藪で余り探索できず。

 

そのまま登山道を登っていきます。

 

再度の太平山神社。

 

今度は参道を下っていきます。
参道脇には石垣に怪しい穴が有りましたが、立入禁止区域。
遠目に見たら排水路的な感じでした。

 

 

参道脇に有った窟神社に立ち寄ります。

 

洞窟の中に泉と洞が有ります。
奥に続いている方が、坑道っぽくて気になりますね。

 

窟神社を後にして一度下山し、今度は適当な東側の斜面を探索します。

 

適当な場所を歩いていても、作業道らしき道が出てくるので、それを利用させてもらいます。

 

祠も有りましたが、管理はされていない様子。

 

そのまま適当に歩いていたらこの辺りに出ました。

 

近くに「客人神社」なる良い雰囲気の神社も有りました。

 

さて、今回マンガン鉱山を1つ見つけましたが、さらにもう1カ所あるようです。
この探索後、某先生宅で資料を見させてもらっていたところ、「大平鉱山」の名前で印が有りました。

さらに、今回歩いた場所のすぐ近くに「浅間鉱山」なるマンガン鉱山が有あり、複数の坑口が有るとの記載が有りました。
地図で見る限り、歩いた登山道から50メートルも離れていない場所なので、ニアミスでしたね・・・。

また日を改めて「浅間鉱山」を探しに来たいと思います。

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