探索日:2024年12月27日
この日は栃木県栃木市の太平山のマンガン鉱山探索に向かいます。
こちらは以前に探索に行きましたが、残念ながら見つける事が出来ず。

しかし、その後ブログへのコメントで二人の方からヒントを頂きました。
それを元に位置を特定し、今回再訪に向かいました。
さて探索ですが、今回は新大平下駅からスタートです。
しばらく歩いてまずは麓の大中寺へ。
大中寺を抜けて、以前の探索とは違うルートを進みます。
しばらく進むと沢の下に窪みらしき場所。さらに水も染み出ているので怪しいです。
斜面を駆け下りて確認しましたが、ただの窪み。残念。
別の場所では炭焼き窯跡も見つけますが、マンガン鉱山跡は見つける事が出来ず。
山を登ってぐみの木峠に到着。
そのまま登山道を歩いていったん太平山神社に到着。
この日は晴れており、太平山神社からの景色は良いですね。
山をさらに登って太平山神社の奥宮へもお参り。
1カ所目の登山ルートでマンガン鉱山跡を見つける事が出来なかったので、別のルートを下ります。
下山途中には無理やりこじ開けられた金庫が落ちています。
事件的なアレですかね。
今度はコメントで頂いたヒントを元に、あまり使用されていない登山道を登ってみます。
所々に岩の露頭なども有り雰囲気は良いです。
暫く進むと、層状のチャートと思われる石。
層状マンガンっぽいですね。
その岩の裏には唐突に坑口。
目指していたマンガン鉱山を見つけました。
坑道内の様子。
奥行きは10メートルちょっとぐらいでしょうか。
それ程深くないです。
坑道内の岩の様子。
分かりにくいですが、坑道の天井の真ん中には石英脈が走っています。
マンガンを掘りつつ、石英脈を狙って金などの鉱物も探したような感じでしょうか。
とりあえず坑口を見つける事が出来たので、周囲を確認します。
すると近くにもう一つの坑口を発見します。
坑口が土砂で半分以上埋まっています。
外から確認すると、坑口のすぐ先で二股に分岐している様子。
坑口の隙間から入ってみたら、入った直後に二俣。
まず左側。
こちらは数メートル先で行き止まり。
今度は右側の坑道へ。
こちらの坑道はさらに二股に分岐。
ただ左右どちらとも、数メートルで行き止まりでした。
左側の様子。
右側の様子。
分岐点付近のマンガン鉱脈の様子。
坑道内を確認したので、脱出。
落ち葉と土砂で、入るよりも出る方が大変。
この坑道内の様子は、Youtubeにも有るのでよろしかったらどうぞ。
坑口付近のズリの様子。
坑道上部の斜面に露天掘り跡でも無いかを確認しましたが、激しい藪で余り探索できず。
そのまま登山道を登っていきます。
再度の太平山神社。
今度は参道を下っていきます。
参道脇には石垣に怪しい穴が有りましたが、立入禁止区域。
遠目に見たら排水路的な感じでした。
参道脇に有った窟神社に立ち寄ります。
洞窟の中に泉と洞が有ります。
奥に続いている方が、坑道っぽくて気になりますね。
窟神社を後にして一度下山し、今度は適当な東側の斜面を探索します。
適当な場所を歩いていても、作業道らしき道が出てくるので、それを利用させてもらいます。
祠も有りましたが、管理はされていない様子。
そのまま適当に歩いていたらこの辺りに出ました。
近くに「客人神社」なる良い雰囲気の神社も有りました。
さて、今回マンガン鉱山を1つ見つけましたが、さらにもう1カ所あるようです。
この探索後、某先生宅で資料を見させてもらっていたところ、「大平鉱山」の名前で印が有りました。
さらに、今回歩いた場所のすぐ近くに「浅間鉱山」なるマンガン鉱山が有あり、複数の坑口が有るとの記載が有りました。
地図で見る限り、歩いた登山道から50メートルも離れていない場所なので、ニアミスでしたね・・・。
また日を改めて「浅間鉱山」を探しに来たいと思います。
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