探索日:2022年10月29日
この日は久しぶりにホームともいえる富井鉱山探索に行ってきました。
今回は探索といういうより久しぶりに石探しメインです。
ちなみに過去の富井鉱山の探索記事は以下にまとめてあるのでどうぞ。
富井鉱山へは最寄りのさいたま新都心駅から宇都宮駅へ向かい、そこからはバスに乗って40分ほどで最寄りの篠井小学校バス停へ。
いままで何度かバスで富井鉱山に行っていたのですが、タイミングが合うと篠井小学校経由のバスがあるので、それに乗ると結構近い場所まで来れるので便利です。
近いと言ってもバス停からは歩いて30分以上はかかりますが。
富井鉱山の有るエリアに到着したので、最初はまだ行ったことないエリアへと向かってみました。
所がこの時期はまだ草が多く、山の中に入るのは難しそうなので早々に断念しいつものエリアへ。
手始めに手前の沢から様子を見てみます。
こちらの沢もあまり人が入っていないのか、ズリ石の沢にも草が多く生えています。
様子見なので沢の石を掘り返さず表面だけ見て歩くと、いくつかの紫石英の破片とメノウのが2つ。
富井鉱山でメノウを拾ったのは初めてです。
ちなみに後々ズリエリアで会った人に話しかけたら、富井鉱山の有るエリアの先の山からはメノウが採れるので、ここに有るのも不思議ではないとの事。
あとはデカくてカッコいいヤスデがいたり。
お次はさらに進んでメインの大洞坑沢へ。
ここは既に何台か車が止まっており、沢から岩を割る音が聞こえるので、皆さん頑張っている様子。
とりあえず私の方は過去にアメシストが採れた水晶脈のエリアへ向かってみる事に。
過去の紫水晶の採掘の様子は以下から。
草が多く斜面を登るのが大変ですが、林業道などを利用しながら山を上がっていきます。
暫く上がると斜面に狸掘り坑道が多数出てくるエリアへ。
そして過去に紫水晶が有った鉱脈の場所に到着します。
鉱脈の様子を見ると既にガッツリ掘り込まれており、カマドウマの巣になっています。
分かりにくいですが、鉱脈に沿って30~40センチ近く掘り込まれています。
流石にこれにはお手上げ。
まだ掘れば出てくるとは思うのですが、私の持ってるタガネでは届かず断念。
実質この場所の紫水晶は終了です。
ただせっかくここまで来たので、掘った方のおこぼれを貰っていきます。
おこぼれもよく見ると紫の入った石英や、場所によっては小さいながらもアメシストクラスターになっているのでヨシとします。
今日のメインの場所があっさり終了してしまったので、斜面をウロウロしながら下ります。
富井鉱山の斜面は既に何度か上り下りしているので大体把握しているのですが、至る所に狸掘り跡や露天掘り跡が残っています。
この場所は地形が変わってる気がするので、最近少し崩落したかも。
山では大きな成果が無かったので、大洞坑沢へ戻ります。
大洞坑沢では何名かの方が採集をしていたので挨拶をして情報交換。
ちなみに今回会って話した方々ですが、後日いった高取鉱山でもまた有ったりします、
話した方々の中で一名かなりのベテランさんがおり、私が過去に行ったことがある鉱山跡はほぼ知っていて、それぞれの沢の状況やどこで何が採れるなどご存じでした。
その方からまだあまり知られていないズリエリアを教えてもらい掘ってみる事に。
泥がメインのズリだったので色々苦労しましたが、頑張った甲斐あってか小さいながらも先端がかけていない紫水晶と、紫水晶のミニクラスターをゲット。
その後は少しだけこんな場所を様子見に行ってみます。
ここは以前に最奥まで行ったことがあるので、今回は入り口付近だけ様子見。
最後は宝生沢のズリエリアへ。
そういえば先ほどのベテランさんは「宝生沢」じゃなくて別の名前を言っていたのでこの沢も正式名称があるようです。
ここでもズリ掘りをしますが、めぼしいものは特に見つからず。
それにしても久しぶりに来たら、掘り返されているエリアが広がりましたね。
以前はこんな山の斜面まで掘られていなかったのですが。
この辺りでも良い石が出るのでしょうか?
そんなわけでその後は特に良いものも見つからず、日が暮れる前に山を下りてバスにて帰途へ。
今度行くときはベテランさんから聞いたズリエリア掘りメインでやりたいと思います。
この日の富井鉱山の採集成果
この日の成果はこんな感じ。
アメシストと紫石英。
まだ洗浄していませんが、ミニ水晶クラスターとメノウ2つ。
上記の画像の中の物を洗浄し、比較的状態が良かったもの達。
まずは紫の入った水晶クラスター。
こちらも薄っすらと紫の入った、ミニ水晶クラスター
。
こちらは紫水晶脈のおこぼれを拾ってきたもの。
大きな塊を割ったら小さいながらも紫水晶のクラスターが出てきました。
今回はいまいちの成果だったので、次回は良いものを探せるよう頑張りたいですね。
コメント