2020年12月12日に栃木県宇都宮市の富井鉱山にアメジストを探しにいってきました。
富井鉱山に行くのはこれで4回目です。
富井鉱山1回目の様子はこちら
富井鉱山2回目の様子はこちら
富井鉱山3回目の様子はこちら
富井鉱山5回目の様子はこちら
富井鉱山の坑道探検の様子はこちら

今回もまた新たなエリアを求めて山の中の探索から開始。
初めて入るエリアに行くと早速山肌に沿って掘られた跡を発見します。
見にくいですが斜面に沿って左下から右上に掘られています。

堀跡に沿って登るのはちょっと辛いので、斜面を回り込んで登り堀跡の上部付近へいってみます。
上部付近の岩肌を見ると数ミリの水晶クラスターがびっしりついている岩や

同じく小さいですが水晶の鉱脈があったりします。

堀跡もいくつか見受けられます。

尾根沿いに歩いてみると岩肌に鉱脈っぽのがあったので、覗き込んでみるとこれまた水晶クラスター。

良さそうな部分は既に採られてますね。
尾根上を歩いていくとこんな掘割状になっている採掘跡を発見。

掘割の下を覗き込んでみると何か見えたので、回り込んでみると竪坑を発見。

めちゃくちゃ深くて底が見えません。

試しに石を落としてみたら、着底するまで10秒ぐらいかかりました。
鉱脈が続いていたのか竪坑の先もさらに掘った跡が残り、沢を抜けて隣の尾根まで続いています。
とりあえず竪坑付近を沢に降りて隣の尾根に行ってみます。

沢付近もところどころ堀跡が口を開けていて怖いです。
隣の尾根付近の堀跡はこんな感じ。
深さ3~4メートルぐらいです。

堀跡はさらにその先の沢へと続いていましたが、これ以上降りるのは面倒なので戻ります。

最初の尾根に戻ってさらに先を進むとまたしてもこんな堀跡。

この付近も山肌を見ると、ところどころで小さい水晶が見受けられます。

さらに進むと草木があまり生えていないエリアが出てきます。
そこにはこんなワイヤーがそこかしこに転がっています。
錆の具合からだいぶ古いもののようですが、鉱山関係の遺物でしょうか?
ちなみにワイヤーはたくさんあれど、それ以外のものは見受けられず。

ワイヤーエリアの地面はこんな小石ばかりなので、ここもズリ捨て場だったようです。

さらに進んでこんな斜面。
ここもそこかしこに小規模の穴や堀跡があります。

こんな狸掘りっぽい小さな穴や

人が入れる具合の穴や

試掘跡のような場所も。

取り合えずこのエリアのピークで休憩し、今度は山を下りながら探検していきます。
山の斜面を下りながらうろうろしていると、とある場所で鉱脈が入っている場所を発見。
よく見ると紫色が見え、アメジストが入っている様子です。


とりあえず良さそうな場所を少し採集。

大半は泥だらけで石の様子が分かりませんが、ところどころ水晶が見えるので期待はできそうです。

その後は採った石を背負って下山。
なんだかんだ結構な重さになったので、ズリ石&落ち葉の斜面を下るのはかなり足腰にきます。
所々危ない場面がありましたが、何とかズリエリアの上部まで降りてくることができました。

今回はLEDライトを持ってきていたので、ズリ石エリア上部の坑口を覗いてみます。

数メートル先で行き止まり。
地面もだいぶぬかるんでいますね。
ズリエリア下部へ。

時間があるので例の坑道も少し見学。

坑口付近。

入ってすぐ右手に分かれる坑道があります。

メインの方はこんな感じ。

シュリンケージ採掘でしょうか?
鉱脈に沿って上下に掘っています。


何かあると怖いので入口の光が入る範囲だけ見てさっさと退散です。

後日にはなりますが山から採ってきた泥だらけのアメジストを洗ってみました。
小型の水晶ではありますがアメジストのクラスターになっていました。



家に持ち帰り改めて確認。


細かい破片も。

サンポールと熱湯につけても細かい部分の泥がなかなか落ちず。
時間があるときにでも少しずつ綺麗にしたいと思います。


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