探索日:2025年1月22日
飯能市の畑トンネルを探索後は、同じく飯能市の龍崖山のマンガン鉱山跡を探索します。

龍崖山のマンガン鉱山跡は以前にも探索済みです。しかし、龍崖山には過去に見つけた場所以外にも多くのマンガン採掘跡が有るとの事で再探索です。
以前の探索記録は以下より。


畑トンネルからしばらく歩き、龍崖山に到着です。

まずは以前も探索した龍崖山東側の斜面チェック。
以前も確認した、水のたまった採掘跡。

これも以前確認済みの坑口。


これも確認済みの緑の土嚢で塞がれた採掘跡。


少し移動して南向きの斜面側。
こちらにも複数の採掘跡や坑口が有りますが、何れも以前確認済み。




山神様らしき祠側へ。

山神様付近も坑口や石組が有りますが、こちらも以前確認済み。
一通り回ってみますが、新しい発見は無いですね。



龍崖山の東側エリアを見たので、登山道に復帰し龍崖山方面を目指します。

登山道を進みます。

しばらく進むと登山道脇に怪しい窪み。

周囲にはマンガンを含んだ黒い石が落ちていたので、軽く掘った跡の様です。

所々には動物の穴。
昔はこれがマンガン採掘跡だと思っていたり。

燧山に到着。
山の名前的に、昔はここのチャートや石英を火打石代わりにしていたのでしょうか。

お次は龍崖山。

景色も良いです。

龍崖山の山頂付近にも採掘跡が有るとの事で適当な藪に入ってみます。
藪に入ると早速マンガン採掘のズリ石らしき黒い石。

分かりにくいのですが、ちょっとした露天掘り跡がそこかしこに。
ただ、龍崖山には山城があり、その掘割の可能性も有りますが。

藪の中に石積み。

この辺りはマンガンを含んだ露頭が削られているので露天掘り跡っぽい。

少し下ると明確なマンガン採掘エリアが出てきました。
この辺りは小規模ながらそこかしこに穴が有ります。

ここは崖が崩されており、露天掘り跡っぽいです。

ズリ石。

小規模穴。

朽ちた木で埋まったマンガン採掘跡。

ここも掘ってたみたいですね。

ここは少し奥まで続いていそうな穴。

一通り確認した後で見に行こうと思ったら忘れてました。

露天掘り跡が複数有ります。


坑道が有ったので入ってみましたが、奥行きは無いですね。


マンガンらしき露頭。

小さな採掘跡。

そのまま下って登山道脇のマンガン採掘坑跡へ。


上記坑道の脇に有るズリ石の平場。

平場の脇にある坑道。

こちらはすぐ先で崩落。

坑道の先に有る露天掘り跡もしくは、坑道崩落跡。
大規模に崩れています。

崩落跡には穴があいています。
ここが先ほどの坑道に繋がっている(繋がっていた)のだと思います。

坑道エリアを後に、登山道を下ります。
登山道脇にはマンガン採掘跡と思われる穴が多数見られます。


穴の中には蛇も居たり。

この穴の付近の斜面も見てみます。
ちょっと登ると多数の穴。こちらは残念ながら土の場所に掘られているので動物のねぐらの様です。

そのまま尾根を登っていたら、少し前に歩いた登山道と合流したので、登山道を下ります。

軍太利神社へと下ってきました。

神社脇には水の湧き出る穴。

こちらからの水は境内の池に流れ込んでいる様です。
1月という事もあり池は凍結。
氷の下で鯉が固まっていました。

軍荼利神社の八耳堂

軍荼利神社からは吾妻峡を歩いてみます。

ドレミファ橋。


入間川沿いの吾妻峡を歩きます。

場所によってはこんなところも有ったり。

時間が有ったので飯能市の博物館にも立ち寄ってみます。

林業の木橇道を再現した模型が有りました。
木橇道はマンガン鉱山でも使われることが多いので興味深いですね。

というわけで、龍崖山のマンガン採掘跡探索終了。
今回行かなかった斜面にもマンガン採掘跡が有るらしいので、また時間が取れたら別のエリアも調査したいと思います。

コメント