探索日:2021年5月2日
仙人ヶ岳の稜線直下にあったマンガン採掘跡の探索後は、仙人ヶ岳の反対側に位置する黒川鉱山へと向かいます。
黒川鉱山は2023年1月14日にも探索しているので、そちらの探索記事は以下からどうぞ。
その前に折角なので、仙人ヶ岳の頂上を目指します。
先の採掘跡のすぐ上が仙人ヶ岳から繋がる稜線で登山道にもなっています。
採掘跡からちょっと登って登山道に合流し仙人ヶ岳方面に向かいます。
仙人ヶ岳にはすぐに到達。
この近辺では人気の山らしいのですが、15時過ぎともなると誰も居ませんね。
仙人ヶ岳の頂上を経由したあとは、中仙人ヶ岳方面へ向かいます。
仙人ヶ岳方は木に覆われていて視界があまりよくありませんでしたが、稜線の途中では良い景色を眺められる場所もありました。
しばらく行くと山火事跡で山肌一面が焦げている場所が出てきます。
ここはどうやら平成26年4月の大火事で燃えた現場の様です。
稜線を歩いて中仙人ヶ岳に到着。
この辺りも眺めが良いです。
途中に黒川鉱山方面に降りると思われる分岐の標識が有ったのでそちらに向かいます。
治山工事で切り倒された木がそこら中に転がっており、ルートはおろかふみ跡もはっきりしないのでそれっぽい場所を無理やり進ん行きます。
途中からは林業用の作業道に合流しているので、そこを使ってクネクネと降りてきました。
とりあえず一番下の沢まで降りて黒川鉱山を探します。
まずは一番近いと思われる坑口へ。
こちらの坑口はメインの沢から分岐した枯沢沿いにあるらしい。
枯沢を歩くと転がっている石は黒い石が多く、大多数がマンガン鉱山のズリ石の様です。
枯沢の砂防ダムを2つ超えると正面に小さな滝が現れ、その横に坑口を発見。
坑口から覗き込んでみると坑道は続いているようですが、中は水が溜まっています。
坑口の上部の様子。
この一面チャートの岩山なので、上部にも採掘跡が有りそうな感じです。
この坑口のズリ石はこんな感じ。
ピンクの石も結構落ちていたので、探せばバラ輝石とかもたくさん採取できそうな感じです。
とりあえず1つ目の坑口を発見したので、ほかの坑口も探してみます。
再びメインの沢に戻ってみましたが、例の山火事の跡に大規模に治山工事をしたようで真新しい砂防ダムが沢山あります。
地形が削られてると坑口など塞がれてしまうこともあるようなので気がかりですね。
とりあえず治山用の作業道を登っていくと、明らかなマンガン鉱山のズリ石が溜まっている場所を発見します。
しかし、周囲を見渡しても坑口らしきものは見つからず。
工事で埋められてしまったのか、周囲のやぶの中にあるのか・・・。
残念ながら今回は見つけられず。
山肌も新たにこれだけ植林されているので、地形も大規模に変わっていそうです。
・・・
あれ?正面の岩山に黒い何か無いですかこれ?
画像を取っているスマホのズームを最大にしてみます。
これ明らかに穴ですよね。
ここへ来て新たな坑口らしきものを見つけてしまいましたが、16時過ぎたこの時間からあそこまで登って探索するのは厳しい。
今回は位置の確認だけにして、再度来る機会が有ったら探索してみたいと思います。
帰りがてら隣の沢筋の作業道を歩いてみます。
こちらの沢筋にも坑口が有ったらしいのですが見つからず。
何か所か怪しい窪みから水が染み出ている場所が有ったので、その辺りが坑口跡だったかもです。
時間の方がリミットを迫ってきたので、暗くなる前に約6km先の桐生駅まで歩きます。
途中にはこんな山神社が有ったり。
さらにとある場所に謎の遺構が。
何でしょうかねこれ?
上記の構造物、後日探索したところ、菱鉱山桃の木坑の火薬庫跡との事。
菱鉱山桃の木坑の探索は以下の記事で紹介しています。
そんなわけで無事に桐生駅に到着し今回の桐生方面の廃鉱山探しは終了です。
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