龕附天正金鉱探索

伊豆市

探索日:2025年10月28日

土肥金山を見た後は、すぐ裏手にある龕附天正金鉱(がんつきてんしょうきんこう)を見に行きます。

土肥金山に行ってきました
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土肥金山を後に崖沿いの道を歩いていると、ネットの向こう側に穴と天狗が祀られているのを発見します。

 

しかしネットに阻まれて行くことが出来ず。
新しいお供えなども無いことから、既に放置された感じです。
何の為に祀っていたのか気になりますね。

 

 

その先には石切り場と書かれている岩場。

 

人工的な物が有るようですが、ちょっと近づくのが難しそうなので後にします。
(この後、龕附天正金鉱の出口だという事を知ります)

 

龕附天正金鉱に到着。

 

こちらは有料なので受付で入場料を支払います。
彫金は大人800円、中高生600円、小学生は400円です。

 

訪れた際には案内の方が昼休憩に行ってしまわれたという事で、少し待機。
暫くしてから案内の方が見えたので、龕附天正金鉱を見て回ります。

ちなみに案内の方はここの地主さんらしく、年配の女性の方でしたが説明なども詳しく色々なお話を聞くことが出来ました。

 

まずは敷地内に有る、金を採取していた炉などが有った遺構。
こちらは津波などによって土砂で埋まっていたそうですが、掘り起こしたとの事。


 

ここでは遺構の他、金を精製した際のカスである鍰(からみ)なども出て来たそうです。

 

通路には当時の鉱山の作業の様子などの模型も展示されています。

 

その先には展示室。
土肥の鉱石や鉱山で使用されてい器具等が展示されています。

 

各地の鉱石や珍しい石など。


 

案内の方が、当時の道具や鉱石などを一つ一つ説明してくれます。

 

龕附天正金鉱は当時の土肥町の記念物第一号との事で、指定書も掲示されていました。

 

展示室を見た後はいよいよ坑道へと向かいます。
向かう途中の岩には、石を切り出そうとした跡が残っています。

 

龕附天正金鉱の坑口に到着。

龕附天正金鉱
この金鉱は、安土桃山時代の天正5(1577)年から江戸時代初期の慶長年間(1596年~1615年)頃まで掘削され、当時は「柿の木間歩」と呼ばれていました。当地域に現存する坑道としては最も古い物で、坑道内には金槌と鏨を使って掘った跡が残され、当時の掘削技術がそのまま保存されている貴重な資料です。坑道は、全長約60m、幅約1.5mで、途中の床と天井は階段状に掘り下げられ、その先には空気循環の為の竪坑があります。坑内の最奥部は、岩を掘って仏像などを安置する、「龕」が造られていますが、掘削当時は湧水が増加し、これ以上掘るなという神の戒めと受け止めて作られたのであろうとの見解から、昭和40年(1965年)年、考古学博士の軽部慈恩教授により「龕附天正金鉱」と命名されました。

 

いざ龕附天正鉱の坑道内へ。

 

坑道内には所々石英脈、水晶ガマなどが見られます。
見どころの要所要所には目印も取り付けられています。

 

坑道壁面に残る、坑道内の長さを図った印。

 

鉄石英の脈。

 

松明の煙の跡。

 

金を含んでいると思われる鉱脈。

 

坑口から少し進むと下りの階段が出てきます。
案内人さんの跡に続いて下ります。

 

階段の天井部は空気が滞留しやすいように、こちらも逆さの階段状に削られています。

 

階段を下りきって、上を見上げたところ。

 

階段を下りきった上部には、坑内の喚起や松明の煙を外に逃がすための竪坑が有ります。

 

立坑を見上げた様子。
垂直な竪坑ではなく、曲がっているため外の明かりは見えず。

 

階段を下りきった先にも、明かり用の油皿を置いた跡、足掛(ガンギ)の跡、空気を対流しやすいようにした場所等が有ります。

 

金鉱脈が上に向かっていたようで、上部を掘った箇所も有ります。

 

坑道の住人も居ました。

 

そして最奥の龕が祀られている部分に到着。

 

ちなみにここでの龕とは、奥の金鉱脈部分を女陰に見立てて祀っているとの事。

 

最奥部の龕を拝んだので、戻ります。
戻り道は後年にダイナマイトで開削した、ルートから坑道外へ向かいます。

こちらのルートは見学路の確保と、排水目的で作ったとの事。

 

こちらのルート上にも何本かの金鉱脈が走っており、間近で金鉱脈を確認することが出来ます。

 

坑道内から出てきました。

 

出て来た先は、来るときに気になっていた石切り場跡。

 

こちらの石切場は品川の台場用の石を切り取った場所だそうです。

 

龕附天正金鉱の坑道が終わりましたが、ここはそれだけでは有りません。
なんと金鉱脈を採掘することが出来ます。

採掘は本坑ではなく、採掘体験用の坑道で行えます。

 

 

こちらでは備え付けの金槌と鏨を使って、採掘体験が行えます。
坑道内には明かりが無いので、LEDライトなどが有ると便利です。

 

金鉱脈の様子。

 

金鉱脈採掘体験は特に時間などは決まっていないようですが、採掘中も案内人さんが待っていてくれたので、手短に採集。
ちなみに、岩を割らなくても足元に破片が沢山落ちているので、割るのが面倒な人は拾うだけでも金鉱脈を手に入れる事が出来ます。

 

今回採取した龕附天正金鉱の金鉱脈。
案内人さん曰く、品位の良い部分だと太陽に照らすだけでもキラキラと光る金が見えるそうです。

 

後日手持ちのデジカメTG-6で限界まで接写したら、キラキラ光る金らしき物が有りました。
サイズとしては肉眼では確認できないほどなので、1ミリの数分の1のサイズです。

 

という事で、龕附天正金鉱の探索終了。

 

この日は平日という事もあり、案内人さんとのマンツーマンで色々なお話が聞けて楽しかったです。
800円でガイド付きの坑道見学が出来て、さらには金鉱石のお土産まで取れるのでお勧めです。

土肥金山に行かれる際は是非、龕附天正金鉱にも行ってみてください。

 

お次は土肥の海岸でビーチコーミングです。

コメント

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