探索日:2022年5月28日
※この探索は2022年5月28日に行ったものです。
2022年11月現在は県道210号中津川三峰口停車場線が土砂崩れにより通行止めになっており、秩父鉱山へのアクセスは不可なのでご注意ください。
秩父鉱山の各エリアを探索後は中津川地区にある鉱山跡の探索に向かいます。
今回も秩父エリア同様に「ろばあと様」から頂いた、秩父鉱山各鉱床マップを参考にしての探索です。
秩父鉱山エリアの探索の様子はこちら。
秩父鉱山での黄鉄鉱採集の様子はこちら。
先に探索した秩父鉱山を後にして一度出合いまで戻り、今度は中津川エリアへと向かいます。
中津川へ向かう道沿いには落石防止の金網の向こうにいきなり坑口が開いています。
フェンスの隙間から覗いてみた様子。
左奥に曲がっていますが、それほど続いてはいなそうです。
更に進むと道路脇のブロックにビルトイン地蔵を発見。
お地蔵様と二十三夜様の石碑。
不自然なこのお地蔵様と石碑。実はこれが有る場所が坑口との事。
よく見ると穴の中は鉄の支保工の様な物で囲われています。
失礼して奥を覗かせてもらうと、鍵のかかった柵の奥には坑道らしきものが続いています。
ズームするとこんな感じ。
この坑口が有る場所の裏手の斜面。
こんな場所に鉱床が有ったのでしょうか。
ともかくこの坑道は支保工もしっかりしており、かなり奥まで続いている坑道の様です。
壁面の工事の時に埋めずわざわざ坑口を残し、さらには坑口にお地蔵様を配置したのには何か意味が有るのでしょうか。
さらに先を行くと明らかな鉱山廃水が流れる沢を見つけます。
この沢の上部にも採掘跡があるとの事で早速向かいます。
明らかに「金属成分を含んでいます」といった水が沢一面を流れています。
これは取水桝でしょうか。
水は取水桝のさらに上部から流れて来てます。
水の流れ出しはこんな場所から。
水が染み出している部分、よく見ると加工された木が埋まっているので、ここは何かあった場所の様です。
水の流れ出しの奥の崖には怪しい穴が。
岩の露頭に隙間が有ります。
覗いてみましたが、崩落しているのか埋まっているのか奥には続いていませんでした。
ただし、その手前からあれだけの水が流れ出ているので、この場所に坑口が有った可能性はかなり高いと思います。
沢の方をさらに登ると坑口らしき穴が開いています。
中を照らしてみましたが、ほとんど掘っておらず奥行きも有りませんでした。
今度は沢の方を見てみます。
沢の砂防堰堤にはレールで作られた柵があり、そこにはトロッコの上部と思われる金属製の箱が引っかかっています。
その上部にも似たような金属製の箱が埋まっています。
さらに先へ行くとトロッコの台車と思われる物も落ちています。
ボンベらしきものも目に入ります。
斜面にはレールなども落ちているので、この上部に採掘跡があるようです。
しかし今回はこの付近でタイムアップ。
16時台のバスに乗り遅れると帰れなくなってしまうので、余裕をもって早めに撤退です。
下りは沢沿いとは違うルートで尾根沿いを歩いてみたところ、崩壊した建物らしきものを発見。
鉱山関連施設でしょうか?
更には自然の木を使ったと思われる鳥居の雰囲気が良い神社も有りました。
こちらの神社は「金山神社」ということで、鉱山との関連も深そうです。
そして山を下り、バスに間に合い帰宅となりました。
今回の中津川エリアは軽い探索だけでしたが、機会が有りましたらこのエリアも色々見て回りたいです。
現在は県道210号が土砂崩れで通行止めのため秩父鉱山にはアクセスできないのですが、復旧されたらまた秩父鉱山エリアや各種の鉱石採集も含めてまた訪れたいと思います。
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