探索日:2022年11月27日
上吉田の城峯マンガン鉱山探索後は、以前の探索時に気になっていた石間川の鍾乳洞を見に行きます。
さて探索ですが、城峯マンガン鉱山を後にして石間川沿いの道を下っていきます
探索に行った時期は丁度紅葉が見ごろで、モミジも綺麗に色づいていました。
石間川沿いも紅葉で綺麗ですね。
川沿いを歩いていると興味深い廃橋。
石垣の足場と、丸太で作られていると見られる橋が良いです。
さらに石間川を下っていくと、所々で石灰岩が川に浸食された場所が見られます。
ここなどは石灰岩の岩盤を川が貫いています。
川の途中には良い感じの神社も有ります。
鹿鳴神社との事。
神社を後にしてさらに川に沿って歩いていくと、川沿いの崖が浸食されている場所が出てきます。
そしてその下流へ行くと、川が途切れている個所が出てきます。
これだけ見ると、ただの枯沢だったり水が岩の下を流れているだけだと思いました。
所がこの場所、よく見ると何かがおかしいです。
ズームするとわかるのですが、川の水が岩場の穴から流れ出てきています。
ここはどうやら枯沢なのでは無く、川の水自体が上流の浸食された石灰岩の岩場から、鍾乳洞の中を通って下流の穴から流れ出ているようです。
この場所を川沿いの道から見降ろすと、岩の穴から水が勢いよく流れ出ているのが分かります。
これは是非近場で見てみなくてはと、下流へ下って河原に降りられそうな場所を探します。
前回の探索時はまだ草が多く生い茂り河原に降りられなかったのですが、約1か月たった今では何とか川に降りられそう。
手ごろな場所から河原へ降り、先ほどの水が流れ出る穴へと向かいます。
先ほどの川の水が流れ出る穴へ到着。
2つの穴からかなりの勢いで水が流れ出ています。
穴の上流側はこんな感じ。
本流は完全に水の流れが立たれ、川の水は全て鍾乳洞と見られるトンネルの中を流れているようです。
石間川の水が流れ出る鍾乳洞に近づいてみます。
穴は左右に二つあり、どちらもコンコンと水が流れ出ています。
左の大きな穴の様子。
石灰岩が水に浸食されてできた様で、穴に上部はちょっとした鍾乳洞の様になっています。
穴の中を照らしてみるとかなり狭いです。
水が流れ出る穴はこんな様子。
水の流れ出る穴のすぐ下流は淵になっており、イワナかヤマメと見られる渓流魚も生息しています。
これらの魚が遡上するときはこの鍾乳洞の中を遡っていくのでしょうか。
石間川もある程度の規模の川だと思うのですが、この水量の有る川の本流がいったん鍾乳洞に入り、下流から出てくるのは面白いですね。
それっぽく看板でも立てれば、ちょっとしたスポットになりそうです。
周囲の河原に有る岩も石灰岩の様で、所々浸食されて穴が開いていたりしますね。
石間川が流れ出る鍾乳洞を後にし、川沿いの道を下っていきます。
下っていくと再び川の水により鍾乳石が浸食されている場所が出てきます。
ここも良く見ると不自然な場所が。
上下2つの淵とちょっとした滝なのかと思っていましたが、この場所は岩の途中に穴が有るようでそこから水が流れ出ています。
ここも水の浸食により興味深い水の流れとなっていました。
その後も石間川沿いに歩いてみましたが、鍾乳石エリアは見つからず。
でも水も綺麗で所々に滝や淵も有り、釣りのポイントとしても良さそうな川でした。
この淵を眺めたら対岸に怪しい石積みが有ったのですが、気になりますね。
あとはずいぶんと攻めたコンクリート補強された法面が有ったり。
この場所、岩を崩すよりコンクリート補強した方が良かったのでしょうか?
万年橋付近には「毒の沢」なる沢も。
この名称から鉱物の影響で毒でもあるのかと思いましたが、後で調べたら「ぶすのさわ」との事。
鉱物関係では無さそうですが、トリカブトが生える地なのでしょうか。
「毒の沢」付近の様子。
そしてゴール地点の万年橋バス停に到着。
・・・と思いきや次のバスまで2時間近くあり、時間の見積もりを間違えました。
そういえば前回の探索でも同じ過ちをしましたね。
2時間もバスを待つのは面倒なので、前回同様に万年橋付近から皆野駅までの道のりで約10kmを歩くことに。
約10kmの距離は有りますが一度歩いたコースなので、ルートやペース配分が分かるのは楽です。
今回は周りの様子など楽しむ余裕も有りました。
あの山は多分城峯山。
数時間前にはあの頂上に居ました。
こちらは椋神社の龍勢祭で龍勢花火が打ち上げられる発射台。
そんなわけで2時間かからず、皆野駅に到着し無事この日の探索も終了しました。
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