探索日:2025年5月7日
この日は某先生と桐生市のマンガン鉱山調査。
今回は桐生市の奥地にある石鴨地区にある、石鴨鉱山を探しに行きます。
石鴨鉱山は『日本のマンガン鉱床補遺』と『満俺鉱山名簿』に名前の出てくるマンガン鉱山です。
名称からも分かるように、桐生市梅田5丁目に位置する石鴨地区に有り、地元の方からもおおよその位置は確認しています。
資料の『日本のマンガン鉱床補遺』には栃木県安蘇郡飛駒村根本山、品位70%の二酸化マンガンを450t出鉱した。権者は諏訪勘次郎氏と記載されています。
『満俺鉱山名簿』には栃木県安蘇郡飛駒村、権者は杉本黒鉛満俺株式会社と記載されています。なお、この会社名は杉林黒鉛満俺株式会社の記載ミスかと思われます。
これら2つの資料の権者が違うのは資料の年代が違うためと思われます。
さて、石鴨鉱山探索です。
石鴨鉱山が有るとされる林道へ先生の車で向かいます。
鉱山に向かう前に、石鴨でお世話になっている方へご挨拶してから向かいます。
林道の入り口に車を停めて、沢沿いの林道を歩いていきます。
林道沿いの沢はイワナが釣れそうな良い沢です。

しばし沢沿いの舗装された林道を歩きます。

この辺りも渓流釣りでは良さそうなポイントが続きます。

暫く進むと林道沿いに、マンガンを含んだ岩が出てきます。

こちらは石英脈を含んだ石。
探せば水晶が出てきそうです。

マンガンが出て来て怪しいと思っていたら、いきなり林道沿いにマンガンのズリ斜面。

これだけの規模のズリなので、石鴨鉱山は比較的規模の大きそうな鉱山の予感。

ズリの下部には立派な石組も見られます。

ズリ斜面の先に、ズリを回り込むようにして作業道が有ったので、そちらに向かいます。

ズリ斜面の上部は平場になっていましたが、坑口らしき物が見つからず。
あの規模のズリなら、露天掘りだけではないと思うのですが・・・。

すこし怪しい窪みが有りました。
坑口が崩れた場所でしょうか。

窪みの脇の露頭。
マンガンと思われる黒い鉱物が見られます。

平場の造りが比較的新しかったので、林業用の林道を作った際に坑口などは潰されてしまったのでしょうか・・・。
周囲をウロウロしてみますが、坑口らしきものは見つからず。
一応このエリアの斜面を登って確認してみます。
平場エリアから斜面を少し登ったところ。
画像では分かりにくいですが、結構斜度で登るのも一苦労。

そして少し登った付近から、またズリらしき黒い石が転がっているのに気が付きます。

斜面上部には何もなさそうですが、ズリらしき石が有る以上確認しに行かなくてはです。

また少し登ると、ズリと思われる黒い石が増えてきました。

尾根付近まで登ったら怪しい場所が見えてきました。

この感じ、穴の有る予感。

近づいたら坑口でした。

奥は斜め下に向かって掘られているようです。

奥を覗き込んだら、ある程度下まで掘られています。
ただ、岩が崩れそうで危険なため、これ以上は入らず眺めるだけにします。

右側もちょっとだけ掘ってました。

坑口付近の岩の様子。
マンガンの様な黒い部分が見られます。

坑口の近くにも不自然な窪み。
露天掘りの跡っぽい。

そしてこの場所には、鉱山稼行当時の作業道らしき道が残されていました。

作業道を下ってみます。

作業道を下っている途中で、斜面上に穴らしき物を見つけます。

再び登るのが面倒なので、カメラのズームで。

坑口か自然な穴か微妙なところ。
手前の切株に巻かれているトラロープらしき物も気になりますね。
ズリエリアに下ってきました。

下ってきたら先生がズリエリアの先に坑口を発見。

狭いですが、奥は下部に続いているようです。

この坑口の上部にも怪しい場所が有るので崖を登ってみます。
登ったところにタガネが打ち込んで有りました。


大分錆びているので、鉱山稼行当時の物かと思われます。
タガネの先には坑口が有りました。

坑口へ。

内部は少し掘られているだけです。

右側も少しだけ掘り進められていました。
当時の坑木らしき木も見えます。

一通り見て回りましたが、ズリの量からしてまだ坑口有りそうですが、残念ながら見つからず。
折角なので鉱物採集。
先生はマンガン鉱物を中心に調査していましたが、余り良いサンプルは取れなかったとの事。
私の方はいつものように水晶を中心に探します。
ズリ石の中に石英脈を伴ったものもあり、探せば水晶も見つかりそうな感じです。


石鴨鉱山を探索した後は、林道をさらに登ってみます。
噂によると林道をさらに進んだ栃木県側にもマンガン鉱山が有るとか・・・。
沢沿いにはなにかの看板が付いている立派な木。

丸岩国有林の看板。

沢の様子も険しくなってきました。

栃木県側に入りしばらく行ったら、植林地帯。
林道もここで無くなり、害獣除けのネットも有り進むのが困難だったのでここで撤退。

とりあえず群馬県側の石鴨鉱山を見つける事が出来て良かったです。
帰り際に、石鴨でお世話になっている方に、石鴨鉱山を見つけた事をご報告。
お土産にシイタケを収穫させてもらい、立派なシイタケを頂戴してしまいました。

お次は先日発見した、大山祇神社裏のマンガン鉱山に先生を案内します。

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