探索日:2025年1月14日
この日は某先生と桐生市は朝日沢のマンガン鉱山を探しに向かいました。
向かう先は朝日沢最奥付近にあるらしいマンガン鉱山。
こちらは過去に探索された方の地図に記載されていた鉱山。
この地図を某先生が所持しており、それを元に探索します。
私も行った事が無いエリアなので楽しみです。
備考では有りますが、今回の鉱山が位置する、桐生市と旧黒保根村の鉱山一覧は以下の記事にもまとめています。

さて探索です。某先生の車で朝日沢林道の奥まで向かいます。
徒歩でも来れるのですが、車が有ると楽で助かります。

まずは上菱鉱山方面に向かいます。
ここは鉱山道が良いですね。



途中から上菱鉱山とは別の沢に入ります。
こちらの沢には石組で出来た道が有ります。これも鉱山道路でしょうか。

すこし進んだところで沢と沢の合流点に差し掛かります。
地図に記載された目指す鉱山跡からはまだ離れているのですが、ここにはマンガン鉱山のズリ石と思われる黒い石が多く転がっています。

先生が割ってみるとマンガン鉱物との事。

ここで先生はマンガン鉱物調査とサンプル採集。
私は沢を登って、マンガン鉱山が有るか確認しに向かいます。

向かうはこんな沢。

沢沿いには怪しい石組が見られます。

沢には結構大きなマンガンと思われる黒い石。

ちょっとした滝も出てくるので乗り越えます。


また別の場所で石組。

平場にも石組。
こちらは何かの建物跡の様な感じです。

さらに沢を進みます。

尾根近い場所まで来ましたが、ここでは沢にはマンガンは落ちておらず。

沢のマンガンもいつの間にか見当たらなくなってしまいましたが、ズリ跡の様な明確なココという場所は見つからず。
怪しいのが途中に有った平場の石組付近ですね。
すこし時間がかかってしまったので、沢を下って先生と合流。
先生の方はいくつかのマンガン鉱物を採取。

折角なので私もその辺でいつもの水晶探し。
ここでは石英の塊しか見つからず。

さて沢の合流から本命の採掘跡を目指し、再び沢を登ります。
沢の途中には炭焼き窯跡。

こんな沢を登っていきます。

しばらく行くと、沢には再びマンガンらしき黒い石が増えてきます。

そしてその先の岩の露頭に採掘跡を発見。
位置も参考にした地図通りの場所。

画像では分かりにくいのですが、この岩の上がとんがっており、祀られている山神様っぽくて良いです。


さて採掘跡です。
岩に沿って掘っている感じ。

一番下の穴は坑道かと思ったら、少し削っただけでした。

この採掘跡ですが、粘土脈らしきものも見られ、そこも少し削られています。
マンガン以外にも金とかを狙っていたのでしょうか。


近くにはかなり古いタガネの様な金属も落ちていました。

この採掘跡の沢を挟んで反対側にも、ちょっとした採掘跡が有りました。

こちらは露頭に出ていた二酸化マンガンを削ったのではないかとの事。



周囲のズリ石の様子。

小さい採掘跡なのに意外とズリは多かったり。

そして採掘跡近くに有った堆積した落ち葉。
よく見たら真ん中が丸く窪んでおり、大きさ的に熊と見られる寝床の様です。

落ち葉も比較的新しく、最近まで動物がいた様です。
とりあえず地図通りの場所で2箇所の採掘跡を見つけたので戻る事に。
意外と小規模でしたが、マンガン採掘跡を確認。
来る途中のマンガンが多く落ちていた沢も気になりますが、こちらは別途時間を作って再調査が必要ですね。
目的を達成したので、沢を下って満沢鉱山と思われる場所を再確認しに向かいます。



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