探索日:2022年5月28日
この日は秩父鉱山方面の探索に向かいます。
最寄りのさいたま新都心駅から熊谷にて秩父鉄道に乗り換え、終点の三峰口駅に向かい、そこからはバスにて秩父鉱山へと進みます。
秩父鉄道と言えば小前田駅直前に社内のLED案内板に移される「次はオマエダ」の表示。
案内板にカタカナで「オマエダ」が表示されるのは1回(見落としで無ければ多分)しかないので、タイミングが結構シビアだったりします。
そんな小ネタを挟みつつ、三峰口駅に到着です。
三峰口駅には到着しましたが、次に乗る中津川行きのバスが出るまで1時間近く時間が有るので、三峰口駅付近をウロウロしてみます。
一緒の電車に乗ってきた人達はほぼ全員が三峰神社へのバスに乗ってしまったので、駅に残っているのは数人です。
線路渡って駅の反対側へ。
こちらにはSLの転車台が有ります。
秩父鉄道では時折SLを走らせているので、終点の三峰口駅で折り返すときに使うようです。
実際にSLを載せての回転は迫力が有りそうですね。
それと熊谷から56.7キロに位置しているそうです。
今度は反対側に向かいます。
荒川の渓谷を挟んで何かが空中に有ります。
これはグラビティパークなる施設で、渓谷の上のワイヤーを歩いたり、ブランコやバンジージャンプなどが出来るそうです。
バンジージャンプ、一度はやってみたいので今度挑戦しに来たいですね。
近くにはしらかわ橋。
橋から下を眺めると結構な高さが有ります。
高さのある橋となると、やはりアレの名所の様です。
さて駅の周りを一通り見た後は、本題の三峰口駅の貯鉱場の跡を見に行きます。
三峰口駅の貯鉱場はこの日これから向かう秩父鉱山からの鉱石を貨物車に積み込むための施設の跡地です。
なんでも当初は秩父鉱山から20キロ以上の索道が通っており、ここ三峰口駅まで運んでいたらしいです。
いったん線路沿いに戻ります。
ここは三峰口駅より先に有る踏切です。
三峰口駅側はこんな感じ。
貯鉱場方面はこちら。
ここ付近の線路は列車の引き込み用に使われているようで、レールもそれほど錆びておらず線路沿いも管理されています。
踏切の先のしらかわ橋から線路を見下ろすと、線路に土砂が積まれており明確な廃線となっています。
しらかわ橋から反対側の様子を見ると廃線で有るものの、まだレールは残っています。
その先は石灰と思われる貯蔵設備が有ります。
ちょっとお邪魔させてもらいましたが、車の出入りはあるようですが、野積みの石灰は雑草が生えており大分放置されているようです。
石灰置き場から眺めた線路の様子。
線路はこちらの施設内まで引かれているようです。
今度は外の道路から様子を眺めます。
先ほどの施設はまだ使用はされているようで、建物の中にはきれいな石灰石が積まれています。
更に進むと、建物の基礎らしきものも残っています。
こちらは施設の跡地らしき場所。
ここもコンクリートの遺構らしきものが残っています。
こちらは建物が残っていますが、塀で囲まれています。
今残っているものはこの程度で、当時の貯鉱場跡を残すものは少なくなっています。
後日にはなりますが国土地理院の過去の航空写真を探していたら、三峰口貯鉱場の様子が分かるものを発見。
三峰口駅の先に幾つかの施設が立っており、索道の終着点らしき建物が見られます。
また、しらかわ橋の北側には山の中を走る索道と思われるも線状の物もあります。なお、この索道跡らしきもの、他の写真で追っていくと、ずっと北まで繋がっています。
(国土地理院の昭和49年の航空写真より)
というわけで三峰口駅貯鉱場跡探索終了。
三峰口駅から中津川行きのバスに乗り、三峰口駅貯鉱場へと鉱石を運んでいた大元である秩父鉱山を目指します。
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