秩父市は上吉田の林道明ヶ平沢戸線

埼玉県

探索日:2022年10月22日

林道明ヶ平沢戸線脇にあるマンガン鉱山を探索後は、林道明ヶ平沢戸線を明ヶ平方面から沢戸方面へと抜けてみます。

秩父市は上吉田の林道明ヶ平沢戸線脇のマンガン鉱山跡探索
探索日:2022年10月22日 この日は秩父市の上吉田方面のマンガン鉱山跡探索に向かいました。 秩父市は前週の根古谷鉱山に続き連続です。 まずは秩父駅まで電車で向かい、そこからは吉田元気村行きのバスに乗りこみます。 ...

 

林道明ヶ平沢戸線は埼玉県秩父市の上吉田地区にある林道で、長さは約6.3キロ。
2022年10月の時点で埼玉県のWebサイトでは「法面崩落及び路肩崩落のため当面の間通行止め」と記載が有ります。

今回のマンガン鉱山探索ではこの林道を走破できないと、15キロほど遠回りをしなくては行けなくなるため、通れることを祈っての通行になります。

 

まずは明ヶ平集落にある林道の標識。
シール部分がほとんど剝がれかかっています。

 

林道に入って直ぐに通行不能の標識が。

 

さらに少し進むとこちらはハッキリ文字が読める林道の標識。
そして今度はハッキリ「通行止」の標識も立っています。

 

ちなみにこの付近で草刈りをしていた地元の女性が居たので挨拶をすると、現在の林道は工事をしており工事車両は通行しているとの事。
さらに噂では歩行者なら通行できるとか聞いた事があるとか。

ある程度までは行ける事と、不確かながら歩行者なら通れるとの事でそれを信じて進んでみる事に。

 

暫く進むとこの日の探索の最初の目的にのマンガン鉱山跡へ。
このマンガン鉱山跡についてはこちらの記事で詳しく書いています。

秩父市は上吉田の林道明ヶ平沢戸線脇のマンガン鉱山跡探索
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林道の方はというと、しばらくはしっかりした舗装道路が続きます。

 

さらに行くと現在進行形の工事エリアが。
この日は工事をしていませんでしたが、ここまでは車でも普通に通行することが出来る道となっています。

 

工事地点を過ぎ、林道の起点から3キロの付近。
この辺りになると舗装も無くなり、車両も殆ど通行していない様子が見られます。

 

この先は未舗装路かと思いましたが、再び舗装がされていたりします。
そしてこの付近からはまだ林道工事関係者が入っていないようで、斜面が崩れている所も見られます。

 

この林道で一番標高が高いエリア付近。
ここもしっかりとした舗装路ですが、落ち葉のたまり具合から車は通っていない様子。

 

この林道唯一のトンネルである「桜沢トンネル」

 

トンネル内部はライト等もなくシンプルな造り。

 

きれいなトンネルなので新しいのかと思いましたが、作られてから25年以上経過していました。

 

トンネルを抜けるとビュースポット。
これから向かう城峯山などを眺める事が出来ます。

 

トンネルを抜けてからは完全に草むら。
この時期だから歩けましたが、もう1か月早かったら歩くのも難しかったかもです。

 

そんな道を歩いていると斜面に穴らしきものが。

 

チャートの岩肌に窪みがあるので、マンガンの試掘跡の可能性が高そう。

 

と思って近づいたらただの窪みでした。

 

そしてその先には物々しい立入禁止を表すテープが張られています。

 

テープを潜って先に進むと、斜面の崩落により、土砂で道路が塞がれています。
これでは車は進めず通行止めになるはずです。

 

 

そんな風に思いつつ路面を埋めている土砂に登ってみると、その先の林道はこんな有り様。

 

土砂は林道脇の斜面の上部からガッツリ崩れてきています。

 

崩落地点は既に何名かが乗り越えたと思われる一応踏み跡は残っています。
これが林道入り口で地元の方から聞いた「徒歩なら通れる」ということですね。
まあ、人では無く鹿とかイノシシの通り道かもですが。

 

そんな崩落現場ですが、とりあえず無理すれば通れそうなので、崩落した斜面をトラバースすることに。
崩落した斜面の下部をみると、谷底まで土砂が落ちています。
足を滑らせたら最悪助からない可能性も有りそう。

 

ただ見た感じガードレールも残っているので、最悪足を滑らせてもガードレールで止まるのではと思い進んでみます。

 

ところが崩落斜面を歩いてみると、上からではガードレールが見えず、完全に土砂に隠れています。

 

崩落地点真ん中付近はこんな状況。
足を滑らせたらガードレールに触れることなく、谷底まで真っ逆さまです。
ほんとはこんな写真撮ってる場合ではないのですが・・・。

 

とりあえず慎重かつ素早く崩落斜面を乗り越え、無事に横断。
崩落現場を反対から見るとこんな感じ。

 

これはまだしばらく林道は開通しそうに有りませんね。

 

ちょっと離れた場所から見た崩落の様子はこんな感じ。

 

崩落現場から先は全く車が入っておらず、轍の跡さえ残っていません。

 

しばらく進むと今度は路面が流されています。

 

コンクリートの土台部分から土砂が綺麗に流されています。

 

更にその先も沢の水が増水したようで、用水路ごと流されています。

 

そんなこんなで林道始点から5キロ地点まで到達。
ここからは建設業の資材置き場などもあり、車が通れるようになっています。

 

資材置き場脇にはかなり大きなプーリーでできた置物も。

 

車が来ない林道では沢蟹が我が物顔で歩いていたり。

 

というわけでなんとか林道明ヶ平沢戸線を走破することが出来ました。
正直お勧めはしないですが、無理すれば徒歩なら通行できなくもないですが、自己責任でお願いします。

 

こちらはその後にやってきた城峯さんの登山道入り口付近からの様子。
真正面に歩いた林道明ヶ平沢戸線の有る辺りを眺める事が出来ます。

 

スマホをズームにするとかすかに例の崩落現場を見る事が出来ました。

 

林道明ヶ平沢戸線は2022年10月現在で実質通行止めなので行く方は気を付けてください。

 

お次は城峯山の登山道脇にあるマンガン鉱山跡の三石鉱山の探索に向かいます。

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