探索日:2025年1月4日
この日は某先生と桐生市のマンガン鉱山調査。
目的は菱鉱山唐沢坑の発見です。
まずは菱鉱山唐沢坑を探す前に、菱鉱山が一体的に採掘していたと思われる桃ノ木坑を見に行きます。
こちらの探索は3回目になります。以前の探索記事はこちらから。


備考では有りますが、今回の鉱山が位置する、桐生市と旧黒保根村の鉱山一覧は以下の記事にもまとめています。

探索は鉱山手前に残されている火薬庫からチェック。

大小2つの火薬庫が残されています。
爆薬用と雷管用とかで分けていたのでしょうか。


小さい火薬庫脇には鉄板の扉も残されています。


前回の探索後に画像を見て気づいた謎のパイプも確認します。
最初は水抜き用や圧縮空気用のパイプかと思っていたのですがどうやら違う様子。


見た感じ、元はここに立っていたのが倒木や落石などで折れ曲がってしまった感じに見えました。
電線や電燈用の柱といったところでしょうか。

折れ曲がったパイプの先の岩山も確認したけど何もなかったです。
火薬庫を確認した後は採掘跡へ向かいます。
結構な角度の斜面かつ落ち葉で滑り大変。

ズリ跡に到着。
雨の影響か、ズリがかなり崩落していますね。

ズリ上部の平場もだいぶ削られています。

ズリ捨て用のトロッコと思われる軌道の跡はまだ残っています。

前回は辛うじて穴が残っていた坑口も、落ち葉に埋もれています。


毎回撮影している気がする、平場の遺物。

こちらは平場に落ちているズリ石。

某先生は上部の露天掘り跡を調査。

私も斜面を登って確認します。

斜面上にもいくつかの採掘跡。

ズリ石も落ちています。

斜面を確認後は、ズリ斜面下部の採掘エリアも確認します。


こちらの斜面にも鉄のパイプが残されています。
削岩機の圧縮空気用とかでしょうか。

こちらにも坑口とレールが残されてたのですが、今は坑口は土砂と落ち葉で埋まっています。

下部のズリ石エリアに落ちていた、層状に石英脈が入った石。

沢沿いのズリ石エリア。

鉱山当時のものと思われる沢沿いの石積み。

菱鉱山桃ノ木坑を軽くチェックした後は、菱鉱山唐沢坑を探しに向かいます。



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