大茂の山光館の廃墟探索

廃墟

探索日:2023年12月12日

黒川鉱山の探索後は、忍山川沿いにある旅館の廃墟の「山光館」を見に行きます。

黒川鉱山の合同探索
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実際には「山光館」直ぐ裏手にあるマンガンの採掘跡と思われる穴が目的なのですが、「山光館」が目の前にあるのでそちらもせっかくなので確認します。

「山光館」は忍山川沿いを4キロほどさかのぼった場所に有ります。
こちらの場所は以前から気になっていたのですが、旅館の廃墟と穴らしきものを見るのに往復8キロ歩くのはきついと思って後回しにしていました。ところが今回は黒川鉱山の探索後に、先生が車をそこまで走らせてくれるとの事でお願いしてしまいました。

 

山光館とは

せっかくなので山光館について調べてみました。

忍山温泉山光館
桐生川の支流の忍山川の奥の大茂地区に位置していた温泉宿旅館。
忍山温泉はこの山光館しか宿泊施設は無かったようで、宿泊定員は30名との事。
宿の主人は佐藤米三郎氏で、以前から「お子さんが跡を継がないのでいずれ廃業する」と話していたようだ。

古くは桐生駅からのバス路線で忍山温泉入り口のバス停があり、そこから約4キロで山光館にたどり着いた。別の資料では、桐生市から梅田行きのバスに乗り、『上の原』のバス停で下車をすると入り口に山光館の大きな看板があり、ここから1時間ほど歩くと到着したとの記録が有る。さらに別の資料では『中居』のバス停が有り、電話をしておけば旅館の車が迎えに来たそうである。

温泉は二階にあり、浴室は二間(約3.64メートル)の円形で、白いタイル張りのローマ風の豪華な風呂で、透明な湯が張られていた。温泉の質は弱明礬泉質とのこと。

1960年の記録では一泊二食付きで宿泊料が600円。
1964年時点で休業中の記録が残る。


1960年頃の山光館

なお、山光館以前の忍山温泉の湯本は古くは1キロ程下流に位置しており、『忍山湯の忍山館』なる旅館が有ったが戦後に廃業した。

忍山温泉『山老館』(桐生市梅田町4-1197)や奥の湯本『三光館』なる宿の資料も出て来たが、山光館と関係が有るのかは不明。

また、いくつかの資料を見ていく中で、山光館も所有者がどこかのタイミングで変わった様な雰囲気も見受けられた。

参考資料:『上州の温泉』『東京周辺温泉ハイキング』『漂泊の山旅』『にじ : 伊勢崎にじの会10周年記念誌』『温泉研究 (17)』

 

山光館探索

さて、山光館の探索です。まずは忍山川沿いを走ります。
最初は舗装路でしたが、途中からはオフロード。
今回はは先生の車がオフロードにも強い車種なので助かります。

 

忍山川沿いにはこんな紅葉の映えるポイントも。

 

忍山川は良い淵や滝があり、渓流釣りも楽しめそうな川ですね。

 

渓流の様子を楽しみながら走ると開けた場所が出てきました。
どうやら「山光館」に到着したようです。

 

まずは周囲の様子は観察します。
手前には庚申塔が立っています。

建物前の駐車場スペースには放置車両と鳥小屋らしき物。

 

一時期3頭の犬を飼っていたようで、その時のものか犬小屋も放置されています。

 

石組の下は窪地になっており、当時は池でも有ったのかと思います。

 

こちらは忍山川の様子。
画像ではいまいち色が出ていないのですが、沢沿いは真っ赤に紅葉した落ち葉が敷き詰められており綺麗でした。

 

こちらは「山光館」の建物。

 

「山光館」の建物をぐるっと回って裏手へ。

事前情報では建物の裏手に穴らしきものがあると思うのですが・・・。
と思って裏手を見たらあっさり穴を発見。こちらは別の記事で改めて紹介します。

 

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とりあえず「山光館」の建物を見て回ります。
窓から覗き込んでみると2階へと繋がる階段が見えます。

 

二階の様子。

 

裏手の奥は2階の部屋と崖が繋がっています。

 

裏手には石組も見られます。

 

脇にも小屋が有ります。

 

裏手の石組付近から見下ろした「山光館」。

 

裏側を眺めたので、改めて「山光館」の建物を見ていきます。

 

正面右手側の宿泊スペースと思われる場所。
比較的造りが新しいので、どこかで増築でもしたのでしょうか。

 

玄関。

 

いかにも旅館という趣で良い玄関です。

 

玄関の様子。色々と備品が放置されていますね。
廃墟探索は専門外なので、建物内には入らずここまでにしておきます。

 

こちらは正面左側の建物の様子。
こちらは作りが古いので、当初からあるスペースでしょうか。

 

周囲から。

 

見るとなかなか立派な旅館なのですが、交通の便の問題などからあまり人が来なかったのでしょう。

 

写真を撮り忘れてしまったのですが、周囲にはバンガローらしき朽ちた建物も幾つか有ったので、キャンプ場などもやっていたようです。

さて、お次はここに来た本当の目的である、「山光館」裏の穴を探索します。

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