探索日:2022年12月18日
宇都宮の大谷石採石場探索の後は、電車で移動し箒川で黒曜石を採りに来ました。
栃木県の高原山で黒曜石を取ることが出来るのは以前より知っていましたが、公共交通機関で行くのは距離があり難しいなと思っていました。
ところがネットに箒川で黒曜石が採れるとの情報を見かけたので、それを参考に野崎駅から近場の箒川へと向かってみました。
(参考にしたサイト:うちのアレコレさん)
まずは宇都宮から東北本線に乗り換え35分ほどで野崎駅に到着。
駅から国道を1キロほど歩いて箒川に向かいます。
あちらに見えるのが黒曜石の供給源である高原山と思われます。
少し歩いて箒川にかかる野崎橋に到着。
橋から川を見下ろすとこんな感じです。
中流域の河川という感じで、ススキなどの草に覆われていますが、一面河原で石は拾えそうです。
上流にダムが有るようです。
この時期に放水は無いと思われますが、増水には注意が必要ですね。
野崎橋の脇から河原に降りられる道を発見したので河原に降りてみます。
河原の石はこのような感じです。
落ちている石は安山岩とか凝灰岩とか溶岩が冷え固まった様な石がメインです。
黒っぽい石を探していきますが、残念ながらどれも溶岩が固まったような石ばかり。
その中でも特に黒い石が有ったので割ってみたら、ガラス質の部分を発見。
黒曜石のなりそこないの石の様です。
質は悪いものの黒曜石を発見。
1つも見つからないと心が折れそうになりますが、1つ発見できると自信が持てますね。
さらにどのような石が黒曜石なのかが分かったので、黒曜石を探しやすくなります。
さらに河原を歩いていると、黒曜石と思われる石を発見。
埋まっていたので掘り起こしたらこの大きさ。
先ほど拾った黒曜石と比較しても似たような質感です。
この大きさなので取り合ず保留にし、分かりやすい場所に置いてキープ。次を探します。
河原でまた一つ黒曜石らしき石を発見。
手ごろなサイズなので割ってみます。
全体的には黒い石なのですが、所々黒曜石のようなガラス質の部分が見られます。
もう一つ黒曜石のような部分が見られる石を発見。
こちら結構大き目な石です。
この石は赤い部分の間に、黒曜石の様な石の部分が入っています。
こちらも大きいのでとりあえずキープしておきます。
1時間ほど河原を探しますが、黒曜石を探しなれていないためかあまり成果は上がらず。
しかも山の方に雪雲の様な雲が出て来て、冷たい風も吹いてきます。
これ以上は風邪を引きそうなので採集を断念。
採集は断念しましたが、先にキープした石があるのでそちらを割ってみます
最初の大きな石は割るのに苦労しましたが、少しずつ砕いて黒曜石の部分を探していきます。
砕くと全体的には黒い石なのですが、ガラス質の部分は一部しか有りません。
砕いた不要な石は掘り出した穴に埋めていきます。
そんなわけで手に入れた箒川の黒曜石。
一般的に見かける黒曜石程質は良くないのですが、ガラス質になっています。
とりあえずこれだけお持ち帰り。
質の良い黒曜石が取れたら矢じりやナイフなどを作ってみたかったのですが、残念ながら今回のは質が悪く難しそうです。
今回訪れた箒川は短時間だったことと、高原山から離れていたり、先に紹介したサイトの採集場所よりだいぶ河流なためか、あまり良い黒曜石が有りませんでした。
今度機会が有ったらもっと上流か、高原山に近い場所で黒曜石採取をしてみたいと思います。
コメント