探索日:2025年5月11日
この日は渡良瀬川沿いのマンガン鉱山の探索に向かいました。
この日の探索予定はみどり市東村町花輪付近に位置する神原鉱山、花輪鉱山、茅野鉱山です。
まず最初は神原鉱山。
この鉱山の読み方が「かみはら」「ごうばら」はたまた別の読み方なのか不明なので、とりあえず「かみはら鉱山」としておきます。
神原鉱山1957年出版の群馬県地下資源調査報告書に記載の有る鉱山で、その資料には以下の様に記載されています。
上記の情報の他、群馬県地下資源報告書には位置図の掲載されているので、それを元に探索します。
さて、神原鉱山の探索です。
桐生駅よりわたらせ渓谷鉄道に乗って小中駅に向かいます。

小中駅。
こじんまりした駅です。

この駅には昭和鉱山奥山坑の探索等で過去に訪れています。

小中駅からは小中川沿いを歩いていきます。
渓流釣りに良さそうな良い川です。

5月なので、綺麗な藤が咲いている場所も有りました。

山沿いにはまだまだ山菜も。
すこし大きいですが、ギリギリ食べられそうなタラの芽が有ったので山菜取り。

途中から林道田沢小中線を歩きます。

舗装もされておりしっかりした林道です。

小中駅を出て1時間少々歩いて、作業道と思われる階段から山に入ります。

階段上部には怪しいトラロープが有るのですが、これに頼るのは怖いので自力でコンクリ斜面から山中によじ登ります。

尾根に取り付いて、先に進みます。

すこし進むと展望の良い場所に出ました。
今回目指す鉱山はあの山の奥に位置しています。

尾根沿いを進んでいきます。

現在の旧東村と旧黒保根村の間にあるメインの尾根に到達。
まずはこの尾根を進んで鉱山近くを目指します。

尾根沿いを歩くと祠を発見。

さらに進むと尾根には踏み跡らしき物が残っています。

そして小割されたマンガンが落ちています。
どうやらここはマンガンの運搬に使われた道の様です。


位置的には次に向かう茅野鉱山が近いので、そこの物かと思われます。
さらに進むと山つつじが綺麗な場所も出てきました。

ちょっとしたピークに有った「山」と掘られた杭。
ここを目印に分岐した尾根の方に進みます。

分かれた尾根にも祠が祀られています。
何の祠でしょうか。鉱山の山神様だったら面白いのですが。

さて鉱山近くに来たので、斜面を下ります。
画像では分かりにくいのですが、かなりの急斜面です。

怪しい岩場を見て回りますが、マンガンっぽさは無いですね。
沢から登って来るとズリ石を頼りに見つけやすいのですが、上からだとなかなか大変です。

下ってる最中で一番危なかった場所。
一歩間違えれば崖下まで真っ逆さま。

そんな斜面をウロウロしていたら、黒っぽい石が出てきました。
マンガンは近いかもです。

黒い石の有った斜面を回り込むと、一面ズリ地帯。

斜面一面のズリです。
このズリの量だとそれなりの規模で採掘していたと予想されます。

一応マンガン鉱石を割ってみました。薄いピンク色が入っていますね。

幾つか石を割ってみましたが、ここはバラ輝石はほぼ見られませんでした。
詳しい人から見れば色々なマンガン鉱物が分かるのでしょうが、私の知識ではバラ輝石しか分からず。
ズリ斜面を見つけたので坑口を探すため、ズリを登っていきます。

少し登ると平場が出てきました。
作業エリアでしょうか。

平場を見ていたら奥に坑口が有りました。

埋まっているのか坑口は小さいです。

坑口から照らしたら、坑道が奥まで続いていました。
大切坑的な役割の坑道かと思われます。

ズリはさらに上から落ちて来ているので、再びズリ斜面を登ります。

ズリ斜面の途中に坑口らしき穴が有るので、向かってみます。

近づいたら坑口でした。

坑口から中を覗いたら、崩れている物の奥に続いているようです。
見た感じ岩盤が脆そうなので、この坑口は覗き込むだけにします。

ズリ斜面はまだ上部から続いているんので、さらに登ります。

尾根に大分近い所の岩に穴。
これも坑口でしょうか。

覗き込んだら坑口でした。
ただそれほど深くは掘ってはいないみたいです。

さらに尾根近くにもう一つ坑口。

覗き込んだら斜め下に続いているようです。
こちらは坑口付近に落ち葉が堆積しており滑りそうなので、ここも覗くだけにしておきます。

この坑口が一番上の坑口の様です。
ただ、ズリの量が多かったので、埋もれた坑口だったり、今回見つける事が出来なかった坑口も有りそうです。
一番上の坑口付近からの様子。
結構標高が高い場所に位置していますね。

さて無事に神原鉱山を見つける事が出来たので、いったん尾根まで戻ります。
戻る途中にはギンリョウソウのつぼみと思われる、真っ白な植物。

尾根上に怪しい窪みが有ったり。

割れた瓶が有ったり。

猟師さんは時折来るようで、散弾銃の薬莢も落ちていました。

尾根の途中には壊れた祠の残骸。
この地域は山岳信仰が盛んだったのでしょうか。
他の場所に比べて山に祠が多い気がします。


いったん尾根上部に戻ったので、自分の位置を確認し、お次は花輪鉱山を目指します。

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