探索日:2023年11月2日
この日は桐生市の桐生川ダム周辺の小規模マンガン鉱山跡を探索します。
今回の探索予定ヶ所は6か所と盛りだくさんですが、そのうち一体幾つ見つける事が出来るのやら・・・。
とりあえず探索開始です。
まずは電車で桐生駅まできて、そこからはバスにて桐生川ダム付近へ向かいます。
桐生駅から30分ぐらいで桐生川ダムに到着。
梅田大橋からのダムの様子。
ワカサギが釣れるのか、釣りのボートが出ています。
ダム脇の道を歩くと、当時の栃木県安蘇郡田沼町飛駒地区の一部が県境変更により群馬県桐生市に合併した記念碑が出てきました。
ダムによる水没を防ぐためにこの地に移転された様です。
さて鉱山跡まではしばらくこんな道を歩きます。
しばらく道を歩いて鉱山跡の確認をすると、持ってきていた地図が無くなっています。
どこかに落としたのかと思い来た道を戻ります。
10分ほど戻ると先ほどの石碑の場所に落ちていました。
どうやら写真を撮る際に落としてしまったようです。
時間を多少ロスしてしまいましたが、地図を見つける事が出来て良かったです。
地図が無ければ今日一日無駄にするところでした。
さて、地図見つけてからは改めて場所を確認し、1か所目のマンガン鉱山跡を探します。
1か所目は地質図幅に掲載されているこのマンガン鉱山跡です。
最寄りと思われるこんな沢から入山です。
沢をしばらく登っていきますが、沢沿いにはマンガン鉱石やズリ石らしきものは見つからず。
今度は尾根沿いに登ります。
尾根沿いには幾つか岩場が有りましたが、マンガンを採掘した様子は見つからず。
怪しそうな岩場も探してみまいたが、残念ながらこの場所のマンガン採掘跡は発見に至らず・・・。
最初のマンガン採掘跡が見つからなかったので、お次の場所へと向かいます。
今度の場所は車道から近く探索も容易そうです。
2か所目の所はこんな感じの場所。
この付近が鉱山跡地のはずなのですが、それらしき場所はズリ石なども見つからず。
割と大規模に林道が造られていたので、掘削されたり埋没してしまったのでしょうか・・・。
残念ながら2か所目も見つからなかったので場所移動です。
今度は大きく移動してこちらのマンガン採掘跡を目指します。
3つ目の目的地は桐生川ダムの反対側。
ダムサイトを利用してダムを渡ります。
ダムサイトから眺めた梅田大橋の様子。
桐生ダムの全景。
ダムサイトを渡ると道は廃道化しています。
そして熊注意の看板。
熊鈴は付けているのですが、要所要所で大きな声をだしたり、音を立てながら進みます。
今回はこの沢から入山してみます。
こちらの沢もマンガン鉱石やズリ石らしき石は落ちていませんね。
沢筋にそれらしい場所が見つからなかったので、今度は斜面を登って尾根筋を目指します。
斜面を登っている際に怪しい場所を発見したので近寄ると炭焼き窯跡。
この炭焼き窯跡は綺麗に全体が残っていますね。
炭焼き窯跡を後にして尾根に到達。
さらに尾根の反対側の斜面をウロウロしていると、マンガンを含んだような石が出てきます。
怪しいのでこの斜面を中心に探索していると、平場らしきものを発見。
近寄ってみると怪しい窪みも有ります。
窪みに寄ってみると穴が!
殆ど埋まっていますが坑口の様です。
覗き込んでみると明らかな坑道。
奥に続いているのを確認。さらに風も吹き出してくるので、どこかと繋がっているようです。
ただこの坑口はほどんど埋まっており、開いている部分もこれだけ。
頑張れば潜り込めそうですが今回は見送り。
坑口脇には怪しい跡が残る木も。
平行に3本跡が残るので、索道用のワイヤーでも巻いていたのでしょうか?
上部斜面を見上げると、怪しい岩場も見えます。
上部の岩場に行ってみると、穴らしきものが見えます。
近寄ると露天掘り跡と思われる穴が幾つか開いています。
リュックが置いて有る場所が先の坑口。
ここから露天掘りで掘って行って、先の坑口からズリ出しをしていたのかと思われます。
上部の採掘跡の様子。
一番手前の穴は埋まっています。
2番目の穴。
こちらは下に向かて掘られているようです。
途中部分は岩が崩れて埋まっています。
その奥は坑道でしょうか?
穴が有るようです。
奥は坑道かと思いましたが、続いておらず。
見下ろすと桐生川ダムの湖面が見えます。
湖面からは結構な高さに位置していますね。
この採掘跡のズリ石の様子。
採掘跡の周囲を眺めていたら、当時の鉱山道と思われる踏み跡も残っていました。
3つ目にしてやっとマンガン採掘跡を見つけたので、今度は4つ目の場所を目指します。
まずは近くに有った二渡神社に参拝。
そして山に入ると廃墟を発見。
廃墟は余り興味が無いので、眺めるだけにして先へ進みます。
国土地理院の地図に破線になっている道が有ったので進んでみますが、実際はこんな感じになっています。
途中からは道を外れて山の中に入ります。
こんな沢を攻めていきますが、マンガン採掘跡らしきものは有りません。
怪しい岩場なども探しましたが、それらしいものは有りません。
斜面をしばらくウロウロしましたが、4か所目のマンガン採掘跡は残念ながら見つかりませんでした。
お次は存在がほぼ確実な倉ノ沢鉱山へと向かいます。
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