吉見町の岩室観音

吉見町

探索日:2024年2月15日

岩窟ホテルを見た後は、そのお隣にある岩室観音を見に行きます。

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岩室観音のお堂は高低差のある場所にて、足場の柱を固定してその上にお堂を建てた懸造という形式。江戸時代の物としては珍しいとの事です。

 

お堂の下部には多数の石仏。

 

脇には岩室観音と石仏の説明の看板が有ります。

看板には以下のような記載が。

岩室観音と石仏
岩をうがって観音像をまつったところから岩室観音堂という。
龍性院の境外仏堂である。
この観音のはじまりは弘仁年中(810~824年)といわれているが、たしかな記録は残っていない。松山城主が代々信仰し護持していたが、天正18年(1590年)松山城の攻防戦の際に
兵火にあって当時のお堂は焼失してしまった。
現在のお堂は、江戸時代の寛文年間(1661~1673年)に龍性院第三世堯音が近郷近在の信者の助力を得て再建したもである。
お堂の造りは懸造り様式で、江戸時代のものとしては大変めずらしいものである。また、ここにある石仏は四国八十八カ所弘法大師巡錫の霊地に建てられた寺々の本尊を模したもので、八十八体の仏像が祭ってある。
また、この石仏を拝めば、いながらにして四国八十八カ所を巡拝したものと同じ功徳があるとされている。

 

こちらは岩室観音の縁起と四国八十八カ所の説明の看板。
写真を撮ったものの看板が反射して良く見えないですね・・・。

 

お堂の反対脇の洞窟にも多数の石仏が有るので見に行ってみます。

 

洞窟の中はこんな感じ。

両サイドに石仏が祀られています。

 

洞窟の奥は岩窟ホテル前の麺屋『岩窟』前。

 

洞窟を反対側から見るとこんな感じ。

 

洞窟の中の石仏を見た後は、岩室観音のお堂へと登ってみます。

 

お堂の上部には本尊の岩室観音が祀られています。

 

お堂からの眺め。
東松山方面を眺める事が出来ます。

 

お堂の中にはいろいろな物が奉納されていました。

 

 

さてお堂から降ります。
お堂は登り口と降り口が別々に作られています。

こちらが降り口。

 

こちらが登り口。

 

お堂を見た後は、名物?のハート形の胎内くぐりに行って見ます。

 

胎内くぐりへはちょっとした岩場を登ります。

 

鎖は有るのですが、雨だと滑りそうな場所ですね。

 

こちらが胎内くぐりの穴。
角度的にうまく撮影が出来なかったのですが、確かにハート形になっています。
映えスポットになりそうな気もするのですが、残念ながらあまり人が来ている気配は無いですね。

 

胎内くぐりの反対側から。

 

胎内くぐりの奥にも道らしきものが有ったのですが、通行止めの柵が有ったので見るだけに。

 

こちらも岩を登る足場が掘られています。
この上にも石像が祀られているので、ここを登って拝んでいたのでしょうか。

 

さて、岩室観音を一通り見て回ったので、お次は吉見百穴に向かいます。

 

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