探索日:2023年11月15日
この日は桐生市の桐生川ダム周辺のマンガン採掘跡探索に行きました。
桐生駅からスタート。ここからバスに乗ります。
バスでは終点の梅田ふるさとセンターに向かい、ここからは徒歩で探索です。
探索には目的地をマッピングした地図を用います。
スマホアプリでもよいのですが、最後はやはり紙の地図の方が扱いやすいですね。
桐生川の渓相を眺めつつ先に進みます。
この付近の紅葉はもう少しの様です。
マンガン鉱山探索ですが、地質図幅に載ってる採掘跡を目指して山に入ります。
1ヶ所めはこんな場所。
比較的標高の低い位置。
山の中をしばらくウロウロしますが、それらしい場所は見つかりません。
岩場なども無いので、坑道掘りではなく露天掘りだったのでしょうか。
さらにウロウロすると怪しい平場を発見。
人為的に崩されたようにみられますが、マンガンのズリ石はおろか普通の石すらほとんどありません。
その後もしばらく山中をうろつきますが、それらしい場所は無いですね。
ここはただの崖崩れでしょうか。
最初のポイントでは1時間ぐらいウロウロしますが、マンガンの採掘跡は見つからず。
山を出て次の場所へ向かいます。
次の場所へ向かう途中、河原に怪しい場所を見つけます。
岩をモルタルで固めてたような感じ。露天風呂でも作るのでしょうか?
よくよく見たら近場に看板が。
書いてある内容は、東京藝術大学の学生さんが卒業制作として制作しているものだそうです。
なんでも岩に和紙を貼り付け型を取っているとの事。
芸術はよくわかりませんが、なかなか手がかかっていて大変そうです。
さらに桐生川に沿って歩きます。
この付近は紅葉が綺麗ですね。
そんなわけで歩いて地質図幅に掲載されている次のマンガン採掘跡を目指します。
場所的には馬立とか後沢付近になるのでしょうか。
地質図幅を参考にマンガン採掘跡が有りそうな沢を目指します。
民家脇にあったこの道が沢への入り口かと思い、勝手ながら利用させてもらいました。
沢には小さいながらも橋がかけれれています。
と思いきや・・・これマンガン採掘跡じゃないですか。
振り返るとこんな感じ。
橋から覗くと掘られたマンガン採掘跡です。
戻って再確認。
近くの家の方の駐車場と思われるすぐ脇に坑口が開いています。
まさかこんな場所にマンガン採掘跡が有るとは。
中を覗いてみますが奥行きは数メートルの試掘程度。
下は水が溜まっていますが、それほど深くは無いようです。
すぐ脇が民家なので様子を伺いたいなと思いましたが、お留守の様子。
残念です。
近くの道から眺めるとこんな感じです。
まさかの民家脇にマンガン採掘跡が有りましたが、一応付近の沢の様子も確認します。
林道は中尾線と有るので、沢は中尾沢とかの名称でしょうか。
作業道が有るので行けるところまで行ってみます。
この付近が限界でしょうか。
ここまで登ってきましたが、沢にはズリ石やマンガン特有の黒い石も見当たりません。
尾根上から警戒した鹿の群れにも監視されているので、そろそろ下ります。
沢沿いには黒い石の露頭がありましたが、マンガンでは無く黒いチャートっぽい気もします。
というわけで一つ目のマンガン採掘跡を発見したので、再び桐生川沿いに歩いて次の場所を目指します。
この付近は良い淵が続いていて、渓流釣りには良さそうです。
紅葉がとてもきれいな場所も有りました。
お次は当実平付近のマンガン露天掘り跡を目指します。
コメント