探索日:2021年10月23日
毛呂山町のガニ穴探索後は、同じく毛呂山町にある阿座穴なる洞窟を探しに行きます。
阿座穴とは
阿座穴とは毛呂山町の鎌北湖の南西部に位置している小規模鍾乳洞。鍾乳洞には珍しく縦ではなく横に広がる横穴式のもので、全長約45メートル程とのこと。
ネット上にもいくつかの訪問記録が残っているので、それを参考に探索に向かいます。
阿座穴探索
阿座穴の探索は鎌北湖上流部から林道権現堂支線を歩いていきます。
林道の脇にはこのような施設が。
これは秩父の武甲山から日高市の太平洋セメントの工場まで続く、武甲鉱業の石灰運搬用ベルトコンベアーの地上施設。この地下を全長23キロにも及ぶベルトコンベアーが繋がっています。
武甲鉱業ホームページを見ると、ここが鎌北積替所なる施設の様です。
鎌北積替所を過ぎるとすぐに林道が終点となります。
ここからは沢沿いの踏み跡を歩いていきます。
登山道では無いようですが、沢沿いにははっきりとした踏み跡が残っており、木々にテープも巻かれているので定期的に人は来ているようです。
山の中を進むと左手側に怪しい岩場が見えます。
ガレ場の斜面を登って岩山まで登ってみますが、阿座穴らしき穴は見つからず。
再び沢沿いに降りて上流方向へ進みます。
途中には崩壊した小屋らしき残骸が。住居用では無さそうなので、林業の作業小屋でしょうか。
小屋の残骸を過ぎてさらに進むと、小規模な滝らしきものが正面にそびえます。この辺りの岩に阿座穴が有るのかと周囲を探してみますが見つからず。さらにこの滝を巻いて上部へと登ってみますが、滝の上にも穴が有りそうな岩も見当たらず。
完全に阿座穴の位置が分からなくなったので、スマホのGPSで現在地を確認し、印刷してきた地図と照らし合わせます。どうやら先に行きすぎていたようなので、いったん戻ってやり直し。
再び林道の入り口付近まで戻り、最初に怪しんだ岩肌付近を再度確認。すると斜面の木のいくつかにピンクテープが巻いて有り、斜面の上部へと続いています。
再度斜面を登って岩の周囲を確認。よく見ると岩の所々に穴が開いて有り、大分怪しい感じ。
岩の周囲の木にピンクテープが巻かれてあり、それにそってさらに上へと向かいます。
このあたりからは踏み跡が不鮮明なので、とりあえず直登します。
登っている途中の斜面にはなぜかガラス戸が。不法投棄でしょうか。
テープに導かれるまま斜面を進むと、岩肌に三角形の穴を発見。
穴の脇には赤のスプレーで「阿座穴」とはっきり書かれています。その脇には深さを示す45mの表記も。山の中でだいぶ迷いましたが、遂に阿座穴到着です。
阿座穴に到着後は早速探索です。
まずは4メートル程まっすぐに進みます。
突き当り部分はちょっとしたホール。
右側は狭くなって行き止まり。
左側は1段低くなり、先に繋がっています。
一段降りると狭いながらも高さのあるホールに。
ホールではさらに一段下に奥へ繋がると思われる穴が。
ホールの上部も先に行けそうな穴が有ります。
ただどちらも狭そうで、この先を一人で進むのは危なそうだったのでここで撤退です。
いつもの出口付近の様子。
ライトをつけると光の加減で少し神々しくなりました。
阿座穴の中をちょっとだけ潜った様子はこんな感じです。
帰りがけには紫色のカナブンも見られました。
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