毛呂山町は大谷木にあるマンガン試掘跡探索

埼玉県

探索日:2021年10月23日

この日は埼玉県毛呂山町方面にマンガンの採掘跡や鍾乳洞などの各種穴を探索に行きました。

まずは最初に大谷木にあるらしいマンガンの試掘跡を探しに向かいます。

 

 

大谷木のマンガン採掘跡とは

毛呂山町の大谷木やその北側の阿諏訪には、幾つかのマンガン採掘跡が有るとされています。

インターネット上にもごくわずかながらマンガンの採掘跡が有ったという情報が見かけられる他、手持ちの資料にもそれらしい情報が載っています。

 

上記の手持ちの資料とは「埼玉県下に於けるマンガン鉱予備調査報告書」。これには大宮鉱山が大谷木付近で酸化マンガンを、露頭から採掘したとわずかながらの記載が有ります。

しかし、これには詳細な場所が載っていないので、実際には現地に行って探索します。

 

 

大谷木のマンガン採掘跡探索

探索は最寄りの駅から電車を乗り継いで、毛呂駅からスタートになります。

 

毛呂駅には川越線、八高線を乗り継いで到着。

ディーゼル車両区間の八高線に乗るのも初めてなので新鮮です。

 

毛呂駅からは鎌北湖方面に向けて、ひたすら道を歩きます。天気も良いので歩いていると暑くなりTシャツ1枚でちょうどよいぐらい。

 

道中には大谷木の車地蔵なるお地蔵様も。となりに謂れが記載されている看板があったので写真を撮ったつもりでしたが、画像が無かったのでお地蔵様の詳細は不明。

 

さらに歩き少し登り坂になったところで、目印の山に入る道へ。

いちおう道にはなっていますが、探索した時期はまだ草木が凄くやぶ漕ぎしていきます。

 

ちなみに東京電力の送電鉄塔の保守用経路でもあるので、管理はされている道の様です。

 

山にはいるとこんな感じの斜面。

踏み跡もしっかり残っているので、それなりに人は入っているようです。

 

斜面の右側には岩肌が見え、いかにも試掘跡が有りそうな感じです。

 

岩肌を眺めながら登っていくと、すぐに穴を発見!真四角の形に窪んでおり、明らかに人的に作られた穴です。

画像では2つ穴が見えますが、穴になっているのは真ん中の四角穴だけで、右上の穴っぽいのは窪み程度の凹み。

 

斜面に近寄ってみると、穴というよりは窪み程度。

奥行きも1メートル有るか無いかです。

 

ただ窪みの壁面はマンガンを含んでいそうな黒い石で、露頭にマンガン鉱石が見られたからちょっと掘ってみたという雰囲気。

 

 

先の画像の右上にも有った窪みの中はこんな感じ。

ここも黒いマンガン鉱石のような鉱脈がわずかながら見られるから、少し掘ってみたような感じです。

 

 

この穴の場所の下部は平場になっており、作業スペースとして整備していたような感じです。

とりあえず岩肌に試掘跡が有ったので、この周囲を少し探し回ってみましたが、採掘跡が見られたのはここだけ。

 

ついでに踏み跡を通って送電線の鉄塔部分まで行ってみます。

送電線鉄塔にはものの5分ぐらいで到着。

 

今回歩いてきた道はこの鉄塔の保守用だったようで、この先は道が不明瞭となっており、ここで断念してきた道を戻ります。

ちなみにこの付近にある大平山にはもう少し大きな採掘跡が有るらしいので、機会を見て探索に来たいと思います。

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