桐生市は満沢鉱山の鉱山道上部の採掘跡探索

桐生市

探索日:2025年4月30日

この日は桐生市のマンガン鉱山ソロ探索。
謎の廃墟「銀水苑」の探索と、1つ目のマンガン鉱山を見つけられなかった後は、以前に見つけた満沢鉱山へ。

桐生市の銀水苑の廃墟
探索日:2025年4月30日 この日はソロ活動で、桐生市のマンガン鉱山を探索します。 まずは地質図幅に記載の有ったマンガン鉱山を探しに行ったのですが、結果として残念ながら見つかりませんでした。 ちなみにこのマンガン鉱山の探索は...

満沢鉱山は以前に発見済み。
さらに、山の尾根で所々マンガンが零れ落ちている山道も見つけていますが、最奥までは到達していないので、今回はそこを確認しに行ってみます。

桐生市の満沢鉱山の露天掘り跡探索
探索日:2025年4月18日 穴切沢脇の砥石鉱山発見後は、再び沢を登り満沢鉱山を目指します。 この沢は入り口付近から、ズリ石と思われるマンガンの鉱石がゴロゴロしています。 各種資料からの状況を考えると、...

 

「銀水苑」から異動して満沢鉱山入り口の沢へ到着。
ここからこの沢を登っていきます。

 

この沢にはマンガン鉱石がゴロゴロしています。

 

沢に入って直ぐに、以前見つけた砥石の採掘跡。
ここは以前確認したので通過します。

この砥石鉱山跡の探索記事は以下。

桐生市の穴切沢の砥石鉱山探索
探索日:2025年4月18日 この日は某先生と桐生市のマンガン鉱山調査。 目的は何度か探索するも発見に至っていない、満沢鉱山を見つける事。 事前調査で各種資料や地形図などを見比べて、穴切沢側のエリアを調査します。 まずは先生...

 

 

また少し進んで、満沢鉱山の坑口。
こちらも以前探索済みなので通過します。

こちらの坑道探索の記事は以下。

桐生市の満沢鉱山の坑道探索
探索日:2025年4月18日 満沢鉱山と思われる露天掘り跡の探索後は、同じく満沢鉱山の物と思われる坑道を発見したので、今回はその探索記事となります。 満沢鉱山と思われる露天掘り跡を見た後は、登って来た沢を下ってい...

 

 

またさらに進んで満沢鉱山の露天掘りまたは坑道崩落跡へ到着。
この脇に尾根へと続く、鉱山道路があるのでここを追っていきます。

こちらの露天掘り跡の探索記事は以下。

桐生市の満沢鉱山の露天掘り跡探索
探索日:2025年4月18日 穴切沢脇の砥石鉱山発見後は、再び沢を登り満沢鉱山を目指します。 この沢は入り口付近から、ズリ石と思われるマンガンの鉱石がゴロゴロしています。 各種資料からの状況を考えると、...

 

さて、今回探索する満沢鉱山の鉱山道路と思われる踏み跡。
今日はここを最奥まで行ってみようと思います。

 

鉱山道路脇には複数のマンガン採掘跡が残されています。
こちらも以前確認済みなので、先へ進みます。

 

鉱山道は尾根付近へ。
尾根に取り付くまでは何気に斜度があり、登るのがきついです。

 

尾根付近に到達した鉱山道は、尾根のちょっと下を尾根と平行に進んでいきます。

 

尾根に合流。

 

尾根に合流した鉱山道は、暫く尾根上を進みます。

 

鉱山銅脇には、小割されたマンガン鉱石がポロポロと落ちています。
マンガンの運搬中にこぼれたのでしょう。

 

尾根をしばらく進んだ鉱山道は、ここで再び右に分かれます。

 

明確に岩を削られた部分。
明確な鉱山道っぽくて良いですね。

 

だいぶ標高の高い場所まで登ってきました。
木々の間からは下界の集落が見えます。

 

鉱山道はまだ先に続きます。

 

鉱山道を振り返った様子。
この付近は明確な道っぽくて良いですね。

 

鉱山道を登り始めて数十分。
遂にマンガン採掘跡が出てきました。

 

岩の隙間には埋もれていますが、坑口が有ります。満沢鉱山の上部坑道に到達です。
坑口付近は落ち葉に埋もれているので、近づくのはやめて離れた位置から撮影。

 

採掘エリア全体の様子。
岩の削られ具合から、最初は露天掘りを行い、後に坑道掘りになった様です。

 

坑道の上部にも採掘の穴がある様に見えますが、斜面がきつく近づけず。

 

採掘エリアの下部には、急斜面が有ります。

ズリ石などはここから落としていたのでしょう。
以前の探索で、下部の沢の上流に採掘跡が見当たらないもののズリが落ちていて不思議に思っていたのですが、これで謎が解けました。

 

そしてこの採掘跡の位置は、山菱鉱山の北。
尾根を越えたら山菱鉱山です。

資料の日本のマンガン鉱床補遺と国内鉄鋼原料調査 第1報に記載の有る、山菱鉱山三窪鉱床の鉱床と繋がっているという内容からも一致しているので、ここが満沢鉱山でほぼ間違いないと思われます、


(日本のマンガン鉱床補遺)

満沢鉱山

足利郡菱村上菱
山菱鉱山三窪鉱床の上部酸化鉱床の続きが本鉱山の鉱床となる。

 

 


(国内鉄鋼原料調査 第1報)

 

満沢鉱山
位置および交通
当鉱山は桐生市の北東方向約7km、標高550m付近に位置し、前記山菱鉱山の北側に有る。鉱区番号:栃木県採登第297号
鉱業権者:桐生市今泉町307 小林満
鉱区所在地:群馬県桐生市菱町 栃木県安蘇郡田沼町沿革および現状
鉱業権は戦後、小林勇 – 山村猛夫 – 小島善四郎 – 小林満と移り、現在に至っている。
昭和33年から同34年にかけて、月産20t(Mn38%)を採掘したことがあるが、その後一時休山し36年から現在まで20t/月、MnO2 67~75%程度のものを採掘している。

~中略~

鉱床
本鉱山で現在稼行中の鉱床は、山菱鉱山の三窪鉱床と同一の物で、山菱鉱山で稼行している部分は本鉱床の下部(5~10m下部)であり、その形状は玉状またはレンズ状を呈している。したがって鉱床の発展についてはあまり期待できない。

鉱山の将来性
上記のとおり本鉱山の鉱床は、山菱鉱山三窪鉱床の炭酸マンガン鉱が二酸化マンガン鉱になった部分の採掘を行っており、鉱山の将来性については期待できない。したがって本鉱山では、別鉱床の発見に努力するほかはないと考えられる。

 

 

山菱鉱山三窪鉱床の探索記事は以下

桐生市の山菱鉱山三窪坑探索
探索日:2024年5月27日 桐生砂鉄鉱山と幾つかの砂鉄鉱床を確認後は、某先生とともに山菱鉱山の三窪坑と思われる場所へ向かいます。 山菱鉱山は何度か来ているのですが、三窪坑と思われる場所にはまだ到達していないので、今回は...

 

 

満沢鉱山の上部坑道と鉱山道の探索を終えたので、再び移動し高沢川沿いのマンガン鉱山探索に向かいます。

 

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