探索日:2022年2月23日
この日は飯能周辺のマンガン鉱山探索に向かいました。
まず最初は天覧山に存在するというマンガン採掘跡を探しに行きます。
ちなみにここではマンガン採掘跡としていますが、マンガンを採掘していたという確たる証拠はなく、もしかしたら別の目的で掘られた洞窟の可能性も有ります。
今回紹介するマンガン鉱山以外の飯能市周辺のマンガン鉱山は、以下のページでもまとめているので良かったらご覧ください。
さて、探索自体は東飯能駅からスタートです。
駅から西に商店街の道をまっすぐ進むと、雛飾りを綺麗に飾ってる店だか展示エリアが。
少しお邪魔して写真だけ撮らせてもらいます。
商店街を抜けてからは飯能市中央公民館まで進み、そこから北側へ進路を取り天覧山へ。
何気に天覧山は初めて登るので、とりあえずは登山道通りに進みます。
登山道脇の十六羅漢像。
この辺りの岩肌がチャートなので、この辺りに穴が有るのではと探りつつ進みます。
岩場で道が狭い所も。
この辺りも岩がチャートなので怪しい。
登山道脇をチェックしながらを歩いていると、あっという間に頂上に到着。
標高は195mとの事ですが、思っていたよりあっさりと登ってしまいました。
この日は晴天なので遠くまで眺める事ができ、見晴らしも良いです。
頂上で景色を眺めた後は多峯主山方面に向かいますが、マンガン採掘跡らしき場所は見つからず。
いったん天覧山沿いの谷の遊歩道に沿って下って、再度天覧山を登り直します。
十六羅漢像も本日二回目です。
事前調査と1回目の登頂でそれらしい場所に目星を付けたので、登山道から人が居なくなったタイミングでコースアウトして、それっぽい場所へ向かいます。
ちょっと危険な岩場を進むと、目の前に穴が出てきます。
近づいてみると人が入れるほどの洞窟になっています。
どうやらここが今回目指していた、天覧山のマンガン採掘跡と思われる洞窟です。
坑口付近で準備をしていざ入洞。
入ってみると3~4m程で突き当たります。
突き当りは1段高くなっており風化した木が置かれています。
そしてさらに1段高くなっており、半円状に綺麗に掘られています。
何か置こうとしたのでしょうか?
そこから左側を見ると、さらに数メートル掘られていますが、タイヤやペットボトル等のゴミが放り込まれています。
奥から坑口側を振り返るとこんな感じ。
この洞窟?マンガン鉱山跡?の中はこんな感じになっています。
洞窟内を一通り探索した後は入り口付近に戻ります。
入るときには気が付かなかったのですが、入り口付近の足元には、劣化をしていますがコンクリートで何かを固めた跡が残っています。
坑口の外側から見るとこんな感じ。
下部中央付近は水抜きなのか、意図的に隙間を作っているようにも見えます。
坑口の外は直ぐに急斜面の崖となっているので、出入りの際には滑り落ちないように注意が必要です。
この部分の崖が厳しいのと、この下でとあるスポーツをしている人達が集まっていたので、邪魔をしないようにここより下部の探索は行えず。
下まで降りればマンガン鉱山のズリなどを見つける事が出来たかもしれませんが、今回はそれが出来ずです。
とりあえず見つけた天覧山の洞窟、マンガンの採掘跡と言われればそのような気もしますが、違うと言われれば何か別の目的で作られた洞窟にも思えます。
坑道内の天井付近や側面を見ると、マンガンと思われる黒い石に沿って掘っているようにも見えます。
さらには所々ロッドを打ち込んで掘ったと思われる穴も見られるので、比較的近年に人為的に掘ったものと思われます。
ただ、マンガン鉱山に見られるズリ石が見当たらなかったので、マンガン鉱山跡かと言われると若干微妙でも有ります。
後に別の山で比較的年配の方と飯能市のマンガン鉱山の話をした事があり、その時にはこの天覧山の洞窟について以下のようなことを話していました。
その方曰く「龍崖山や天覧山の洞窟は子供の頃からあり、中に入って遊んだ事が有る。」「天覧山の洞窟についてはマンガンを掘っていたかは明確に聞いた事が無い」との事。
その方の年齢は80歳近いとも仰っていたので、60年ぐらい前には存在していたことになります。
とりあえず謎の天覧山の洞窟なのですが、何か情報が入ったら追記していこうと思います。
さて、天覧山の謎の洞窟を探索した後は、本日2回目の天覧山登頂。
天覧山からはそのまま先に向かい、多峯主山を目指します。
多峯主山も難無く登頂。
こちらも見晴らしがよく、良い景色を眺める事が出来ます。
ちなみに多峯主山にもマンガン採掘跡が有るとの噂を耳にした事が有るのですが、場所までは特定できていないので今回は探索せず。
このまま高麗方面に向かい、ツイッターでフォロワーさんから教えてもらった、マンガン採掘跡らしき洞窟を探しに行きます。
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